【中級ジャムスタンダード】 stomy Monday blues ストーミーマンデーブルース
毎回ジャンルを超えた、
ジャムセッションのスタンダードナンバーをオススメするこのブログ。
今回は、ブルースのスタンダードナンバーとして、
有名すぎるスタンダードナンバー「ストーミーマンデーブルース」
を取り上げます!
このストーミーマンデーブルース、
いわゆる普通のブルースに使われているコード進行とは
ちょっと変形したものを使っています。
なので、
あえて中級スタンダードとして取り上げさせてもらいました。
でも、ブルージーなフィーリングは天下一品の名曲!
Tボーンウォーカーを筆頭に、
ほぼ全てのブルースマンにカバーされている
まさにセッションスタンダードと呼ぶにふさわしい曲といえるでしょう。
セッション的な特徴をあげると
1 先述のとおり、いわゆるブルース進行ではないコード進行を採用している。
2 スローでプレイされることが多く、いわゆるスローブルースのフィーリングが必要。
3 コード進行の料理の仕方が様々できる。ジャジーにやったりロックに攻めたり、
普通のブルース進行以上に様々なアプローチが可能。
こんな感じでしょうか?
聞いていただければわかりますが、
コード進行は変形していても、12小節で1まとまりなのは同じ。
ソリストはソロに入ったとたん、
普通の12小節ブルースのように、シンプルにアドリブすることが可能。
かつ、コード進行を意識すれば、
普通のブルース進行より多少動いているので、
そのコード進行に沿うようにジャジーにアドリブすることも可能。
スローブルースのいい意味でどろどろしたフィーリングを残しつつ、
いかようにも攻められる、
まさに、沢山のプレイヤーにカバーされても色あせることのない
素晴らしい応用力を持った名曲です!
ブルージーなフィーリングでお酒でも飲みながらセッションをしたい人は、
避けて通れないスタンダードナンバーです!!