【初級ジャムスタンダード】Water melon man ウォーターメロンマン
今回からジャムセッションでよくプレイされるスタンダードナンバーについて、
簡単な解説を含めて、ご紹介していきます!
記念すべき第1曲目のジャムスタンダードナンバーは
【water melon man ウォーターメロンマン】
1970年代のジャズファンクの名盤「ヘッドハンターズ head hunters」
というアルバムに収録されています。
かの有名なジャズピアニスト「ハービーハンコック hurbie huncock」
による作曲のジャムスタンダードナンバーです。
この曲の特徴としては、
何と言ってもそのゆる~いファンクビート。
基本16ビートを感じるのですが、
いわゆるバシバシ決まってくるテンポのはやいファンクではなく、
ゆったりひょっこりのテンポでプレイされているので、
初心者が入門するのにうってつけのスタンダードナンバーです。
また、コード進行もブルースの変形であり、
3つしかコードネームが出てこないので、
覚えやすい曲でもあります。
ただし、このシンプルさが逆に深さでもあります!
シンプルであるがゆえに、
「セッション初心者と上級者には優しいが、中級者に厳しい!」
初心者には、一番初めに覚えるジャムスタンダードとして最適。
また、シンプルであるがゆえに、
上級者には様々なアレンジやアドリブの余地が残されていて楽しい!
実際、ジャムマスタークラスの人が集まると、この曲は
・リズムをボサノバやラテン、シャッフルなどに変更
・ブルージーに弾いたり、ジャジーに弾いたり、ロックに弾いたりと
様々なアドリブの個性が自ずと出る。
などなどの工夫を凝らしてよくセッションされます。
が、ちょっとセッション慣れしてきた中級者には厳しい!
シンプルであるがゆえに、
自分のソロのやリズムの手の内がでやすく、
すぐマンネリしてしまう。
こんな症状が出やすい曲でもあるのです!
なので、現在の自分の実力が計り安い曲としても、
一つオススメできる曲であります。
さて、こんなウォーターメロンマンですが、
是非一度聴いてみてくださいね。
そして、実際のセッションの現場で聴いて、プレイして見れば、
自ずとこの曲の素晴らしさと深さがわかると思います。
ジャムスタンダードナンバーとして外せない一曲です!