【中級ジャムスタンダード】 don’t know why ドンノーワイ

毎回ジャンルフリーでセッションスタンダードナンバーをオススメするこのブログ。

今回はジャジーなポップスナンバーの代表曲
ノラジョーンズの「ドンノーワイ」をご紹介します。

しっとりとしたフィーリングの中に、
素晴らしいジャズ&ブルースフィーリングを含んだこの名曲。

セッションでも、女性ボーカリストがいると
かなり高い確率で取り上げられるスタンダードナンバーと言えるでしょう。

この曲の特徴をセッション的な視点でまとめると、

1 アコースティックでジャジーなイメージがあるが、  
  実はリズム自体はゆったりとした8ビートでシンプル。
2 構成はAABA形式とこれまたシンプル。
  スタンダードナンバーの王道を行くような形式です。
3 歌ものがもちろん主流だが、綺麗なメロディなので、
  インストでプレイされることも意外と多い。

ノラジョーンズ自体がジャズシンガー的な売られ方をしたので、
ジャズのスタンダードと思っている人も多いこの「ドンノーワイ」

もちろん、そういうジャジーでブルージィな要素も入っているのですが、
何と言っても、基本のリズムは8ビート。

なので、割と多くの人が入りやすい曲だったのかもしれません。

なんにせよ、セッションでも簡単にプレイでき、かつアレンジできるので、
よく取り上げられる一因と言えると思います。

また、構成はAABAとまさにジャズスタンダードの王道の様な形。
このAABA形式を覚えると、様々なスタンダードナンバーに応用できるので、
そういった意味でも、この曲をレパートリーに入れると、
基本が身についていい感じでしょう!

最後に、基本歌もののこの曲ですが、
余りにメロディが秀逸なので、よくインスト(楽器だけ)でもプレイされます。

サックスやハーモニカなど、
管楽器プレイヤーが、それこそ歌うようにプレイする事が多いようです。

もちろん、どんな楽器でメロディラインを奏でても、
素晴らしいメロディですので、
目新しいことがなくなってきたら、是非試してみてくださいね。


ジャジーで、ブルージィで、そしてポップなメロディを持つ名曲「ドンノーワイ」
是非レパートリーに入れて、セッションを楽しんで行きましょう!

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