【中級ジャムスタンダード】 feel like makin’ love フィールライクメイキンラブ
毎回ジャンルを超えたセッションのスタンダードナンバーをオススメしているこのブログ。
今回のオススメは「feel like makin’ love フィールライクメイキンラブ」
ロバータフラッグがオリジナルバージョンですが、
他にもマリーナショウのバージョンなども有名で、
それこそ世界中でカバーされているソウルクラシックです!
曲調はいわゆるソウル/R&Bな雰囲気で、
とても直訳できないタイトルからも想像できる通り、
メロウな名チューンです。
また、ロバータフラックはどちらかというと
起伏の少ない、落ち着いたバージョンで録音していますが、
実際のセッションではスロー~ミディアムの様々なテンポでプレイされます。
セッション的特徴をまとめると、
1 スローバラード~ミディアム16ビートまで多彩なグルーヴでプレイできる。
2 AB形式と全体の構成はシンプル。
3 最後にトリッキーなキメがあり、その後のブレイクがソリストのキメどころとなる!
先述のとおり、
いわゆるソウルなグルーヴといっても、
この曲は応用範囲が広く、様々なテンポでプレイされます。
静かにメロウに淡々とアドリブする人も入れば、
熱く、アップでプレイする人もいる。
ドラム&ベースのリズム隊にとっては、
腕前次第で様々なグルーヴが選べるおいしい曲といえるでしょう!
また、全体はAB形式とシンプルな構成なのですが、
鬼門はBの最後のキメ!
キメの後のブレイクが、セッションホストの持っている譜面によっては
1小節とる人と、2小節とる2バージョンがあって、
よく迷う部分です。
この曲をプレイする時には、
必ずメンバー全員でこのブレイクを1小節なのか2小節なのか
決めておくのがセオリーでしょう。
でも、このブレイクがしっかり決まれば、
逆にそのスペースはソリストにとって最高の見せ場!
ガンガン使って、かっこいいソウルセッションを演出してみてください。
セッションスタンダードとしても、
ヒットチューンとしても時代を超えて残り続ける名曲。
是非レパートリーにいれて、ソウルなフィーリングを楽しんでみてくださいね!