【中級ジャムスタンダード】 people get ready ピープルゲットレディ
毎回セッションでよくプレイされるスタンダードナンバーを
厳選してお送りしているこのブログ。
今回はバラードの名曲「people get ready ピープルゲットレディ」
カーティスメイフィールドの作曲ですが、
ご本人のソウルバラードバージョンはもちろん、
ロッドスチュワートとジェフベックによるロックバラードバージョンも有名。
こんなバラードの名曲ピープルゲットレディですが、
セッション的特徴をまとめると、
1 いわゆるロックバラードの典型的なスロー8ビートが基本グルーヴ。
2 ソウル/R&Bな感じでも、ロッカバラードな感じでもいけるので、
わりと幅広いプレイヤーが一緒にセッションしても曲の良さが消えない強さがある。
3 コードが4つしか出てこなくて、基本循環コード進行!
このように、染みいるようなメロディの割には、
コード進行や構成はとてもシンプル。
ちょっとセッションなれした人なら、
十分初見で行けます。
が、こういうシンプルな曲こそ、
初心者と経験者には優しいが、
中級者に厳しいスタンダードナンバーの典型!
シンプルが故に、
初心者は取り組みやすく、経験者は様々なバリエーションを楽しめます。
が、ちょっと場慣れしてきた中級者には、
一辺倒で手癖だらけのつまらないアドリブになりやすい!
こういう曲は、しっかり歌のメロディを意識することが重要。
理論的な複雑さは全くない曲ですが、
その分素晴らしいメロディでその雰囲気を出しています。
この歌メロディをなぞるように、
そしてさらに発展させる気持ちで切々とソロをとり、
バッキングをするのが、一番ストレートにこの曲でセッションするコツでしょう。
是非セッションの雰囲気を変えるバラードのレパートリーとして、
この曲をプレイしてみてくださいね。