【中級ジャムスタンダード】 play that funky music プレイザットファンキーミュージック
毎回ジャムセッションの現場でよくプレイされるスタンダードナンバーを
ジャンルを飛び越えてオススメしているこのブログ。
今回はwhite cherryの
「play that funky music プレイザットファンキーミュージック」です!
ファンクの代名詞ともいえるこの曲。
日本でも大分昔にCMに使われて有名になりました。
一聴すると
まるでバリバリの黒人プレイヤーが
ゴリゴリのファンクを演奏しているように感じますが、
実はこの原曲は全て白人プレイヤーによって録音されています。
いろいろ興味深いエピソードのあるこの曲ですが、
このブログでは、いつも通りセッション的な視点から演奏解説していきます!
この曲のセッション的特徴をまとめると、
1 ファンキーなリフとファンクの16ビートグルーヴが基本
2 リフで押すAパート、手拍子だけになるBパート、
少しコード進行とキメのあるCサビというABC形式。
3 アドリブはコード一発で延々とオープンに回される事がほとんど。
何と言っても、
これぞファンク!という感じの16ビートグルーヴが最大の特徴。
今でも、クラブなどに行くと、
DJ達がこぞってサンプリングしたりしているようです。
まさに踊るために生まれたような素晴らしいグルーヴです。
このグルーヴの上で、シンプルなコード進行が進んで行くわけですが、
基本ほぼコード一発!
Aパートはまさにコード進行がなく、
グルーヴのみで勝負していけるいさぎの良い曲です。
また、短い4小節のBパートがあるのですが、
そこはなんと、ドラムやベースなどのバッキング(伴奏)がストップして、
ハンドクラップいわゆる手拍子だけになり、そのうえでボーカルがメロディを歌う
特殊なアレンジが施されています!
このパートで、サビに向かう高揚感を演出し、
またセッションをしているプレイヤーたちはもちろん、
見ているオーディエンスも巻き込んでヒートアップするのがお約束!
そして、そのままCサビに突入していきます。
Cサビにきてはじめてコード進行が少しだけ出てくるのですが、
出てくるといっても2つだけ。
すぐに最後のかっこいいキメに入って大団円となります。
そしてソロは大抵の場合コード一発のオープンソロですので、
もう自由に暴れまくれます!
セッション的には、
まさにリズムで遊ぶためにあるような名曲です。
是非レパートリーにいれて、
会場全体が熱くなるセッションを展開してみてくださいね。