【中級ジャムスタンダード】 superstition 迷信
毎回オススメのスタンダードナンバーを
セッション的視点から切り込んでご紹介しているこのブログ。
今回もスティービーワンダーの名曲をオススメします!
その曲の名は「superstition 迷信」
本家スティービーのファンクバージョンはもとより
ジェフベックの在籍したロックなBB&Aバージョンも有名。
この曲も沢山のプレイヤーにカバーされてきたし、
セッションの現場ではよく取り上げられる題材です。
この曲のセッション的特徴はというと、
1コード1発部分のAパートと4小節のサビ部分のBパートのAB形式と
シンプルな構成になっている。
2ほぼコード一発なので、難しい事を考えずにアドリブできる。
3コードは一発だが、印象的な2つのリフで曲が展開している。
この曲はいわゆるファンキーなリズムが根底にあって、
さらにそんなファンキーさを演出する印象的なリフからスタートします!
そんなリフが2つ存在して、
そのリフの展開によって盛り上がりを作っています。
ですから、コードは一発ですが、
実際は2つのリフで展開している曲ともいえるでしょう。
さらに、短いけれども強烈なインパクトのあるサビに行って、
ひとくくりとなります。
実際のセッションでは、
ソリストが一発部分で好きなだけソロをとり、
いいころ合いでサインやアイコンタクトを出し、
バンド全員でBサビに突入してソロ交代!
というようにこの構成を柔軟に使うことが多いです。
シンプルな一発の割に、
しっかりサビがあって、バンド全体がコミュニケーションとれていないと、
その構成が活かせないので、
まさにセッション的なジャムスタンダードナンバーと言えるでしょう!
この曲でファンキーにそして、
熱いアドリブコミュニケーションを楽しんでくださいね。