【中級ロックスタンダード】 purple haze パープルヘイズ
毎回ジャンルを超えたスタンダードナンバーをオススメしているこのブログ。
今回はロックの名曲、
ジミヘンドリックスのパープルヘイズをご紹介します!
色々伝説の尽きない、まさにロックな人生に彩られたジミヘンですが、
その生きざまはとりあえずおいておいて、
やはり当時の音楽シーンにはない手法の名曲が沢山あります。
また、ロック好きのギタリストたちにこぞって取り上げられるのはもちろん、
その秀逸のメロディセンスや、ソングライティング能力から、
ジャズやフォークや、その他いろいろな分野のミュージシャンから、
まさにスタンダードとしてカバーされているのも特徴です。
そんなジミヘンのパープルヘイズの特徴をセッション的視点でまとめると
1 イントロリフ~Aメロ~ブレイク&ブリッジリフ
というシンプル極まりない構成。
まさにアドリブを楽しむセッションスタンダードとしても申し分ない作りです。
2 イントロリフとブリッジリフさえ覚えたら、
後はシンプルなロック的コード進行なので、
覚えるのも簡単!
3 リズムはロック王道の8ビート!
リズム隊はかなり暴れられる構成です。
といった感じで、
かなりロックの王道的構成が主体になった曲です。
逆に言うと、このジミヘンの作曲の傾向を
後のロックミュージシャンが多数まねしたため、
これがロックの王道になった!と考えら得るかもしれません。
そのくらい、シンプルだけれども、
心にささる素晴らしい曲構成だということですね。
また、イントロとブリッジのリフさせ覚えれば、
あとはシンプルなコード進行なので、覚えるのは簡単。
ちょっと慣れた人なら初見でも行けるかもしれません。
さらに、このリフも必ずどこかで聞いたことがあるくらい、
知名度の高いリフなので、きっと多くの人にとって
覚えることはそんなに難しくないでしょう!
リズムも8ビートの王道的グルーヴなので、
逆にリズム隊はかなりフィルインなどで遊べると思います。
実際この曲を演奏しているジミヘンのバンドは
ギター、ベース、ドラムのこれまたロックの王道であるトリオ編成。
リズム隊が自由に遊ぶことを想定して
この曲が作られたのかも?と勘ぐっても無理はないような構成になっています。
という訳で、
ロックスタンダードの中でも王道中の王道!
ジミヘンのパープルヘイズ。
是非レパートリーに入れてみてくださいね。