【中級ロックスタンダード】 tears in heaven ティアーズインヘブン
毎回ジャンルを超えたスタンダードナンバーをオススメしているこのブログ。
今回はロックのスタンダードの中でも、
アコースティックなバラードとしてとてもよくプレイされる名曲
「ティアーズインヘブン」をご紹介します!
かの有名はロックギタリスト「エリッククラプトン」作曲によるこの曲ですが、
できてきた過程は壮絶。
ライナーノーツ的な解説ではなくセッション的な解説をするのが
このブログのコンセプトなので詳細は省きますが、
クラプトンの実子が事故で死んでしまった悲しみを歌った歌なのです。
そんな悲哀を素晴らしい表現に昇華させたティアーズインヘブンの
セッション的な特徴をまとめると、
1AB&ブリッジC形式
2アコースティックな編成でプレイされるのが主だが、
ロックの特徴であるリフが利いている、ロックスタンダード!
3バラードでゆったり演奏されるのが主流
まず形式なのですが、
基本はシンプルなAB形式です。
が、ABのくり返しを2回プレイした後、
ブリッジ(雰囲気を変えるつなぎ)としてCパートが挿入されます。
そしてまたAB形式に戻っていきます。
基本Cパートはテーマの時だけで、
アドリブはAB形式の部分だけで行われることが多いです。
特殊なCパートの存在をしっかり認識しておきましょう!
また、主にアコースティックな楽器編成でプレイされることが多いですが、
良く聞くと、イントロからギターのリフが一曲を貫いて演奏されています。
一見ポップス的なバラードに聞こえますが、
実はしっかりとロックの常套句であるリフを活用した、
ロックギターの神様エリッククラプトンらしいアレンジです!
そして、もちろんテンポはバラード!
ゆったり大きくノることが何より大事です。
この曲が生まれたエピソードに始まり、
この曲自体の完成度もあいまって、
今では世界中で親しまれている、まさにロックバラードの世界標準スタンダード!
是非レパートリーにいれて楽しんでみてくださいね。