【中級ボサノバスタンダード】a girl from Ipanema イパネマの娘
毎回様々なジャンルのジャムスタンダードナンバーをご紹介しているこのブログ。
今回はオシャレなリズムとコード進行が特徴的な
ボサノバの巨匠アントニオカルロスジョビンによる
「イパネマの娘」を取り上げます!
ボサノバなんて普段聞かない人でも、
この曲のメロディを聞けば、「ああ、どこかで聞いた記憶がある!」
と思う確率が非常に高いと思います。
それくらい、さまざまなバージョンにアレンジされ、
そして今まで数え切れないくらい多くのプレイヤーにカバーされてきた
まさにジャムスタンダードナンバーなのです!
そんなイパネマの娘をセッション的視点で見てみると、
1 リズムはもちろんゆったりとしたボサノバが基本。
でも、セッションで盛り上がると、そのままサンバに移行して
ガンガン踊れる感じになることも多くあります!
2 構成はAABA形式とスタンダードな感じ。
でも、ボサノバ特有のキメがイントロやAの部分で挿入されているので、
これだけ覚えておくべき必要があります。
3 Bメロで転調あり!
リード楽器奏者にとってはこの転調を攻略することが
この曲を自分のレパートリーに入れる一番の鬼門でしょう。
という風に、
いわゆるボサノバの基本が全て詰まったような曲です。
この曲を押えたら、
いわゆるボサノバのお約束的キメやコード進行は
ほとんど押えられるといっても過言ではないかもしれません。
少々の転調が初心者には難関ですが、
逆に言うともっと転調の激しい難曲も世の中にはたくさんあるので、
この曲で慣れておくのも一つの手でしょう。
気持よく、ゆったりとしたグルーヴに身を任せて
アドリブを楽しめれば、
セッション全体にバランスと調和を訪れて素晴らしい時間になること請け合い!
是非レパートリーに入れてみてくださいね。