【中級ソウル/ファンクスタンダード】killing me softly キリングミーソフトリー
毎回ジャンルフリーでセッションスタンダードをご紹介しているこのブログ。
今回はソウル/R&Bの名曲のなかから
セッションでも頻繁に取り上げられるロバータフラッグの
「キリングミーソフトリー」を取り上げます!
おしゃれでメロウなリズムとコード進行、
そして素晴らしいメロディセンスによって出来上がっている名曲中の名曲。
また、ソウル系の名曲であるとともに、
今まで数え切れないほどのプレイヤーからカバーされてきた
セッション的名曲でもあります。
そんな「キリングミーソフトリー」を
今回もセッション的視点から分析していきます!
1 原曲ではサビから入るAサビBメロ形式。
構成自体はとってもシンプル。
コード進行もそんなに癖がなく覚えやすいほうだと思います。
この辺りがセッションスタンダードたる一番の所以です!
2 リズムは8ビートだが、いわゆるソウルなフィーリングいっぱいの
いわゆる「チョイハネ8ビート」
また、ゆったりとボサノバのリズムでプレイされることも
セッションの世界ではもはやお決まりの感があります。
3 基本は原曲のロバータフラッグバージョンにつながる
歌ものでプレイされます。
が、その秀逸なメロディは楽器で演奏しても決まります!
特にサックスなど管楽器によるリードで演奏されることも
セッションではよくあるパターンです。
といった感じで、
全体を通して、さほど演奏上難解な部分はありません。
が、肝となるリズム、グルーヴと
メロディをきれいに立たせることがセッションを成功させる
最大のコツになってきます。
なので、中級レベルとさせていただきました。
この曲がセッションの中盤あたりに入ると
全体にメリハリが出て素晴らしいセクションになること間違いなし。
また、中級者も難なく演奏できますが、
その奥深さ、味わい深さから、
上級者になればなるほど、いいフィーリングを追求できる
余白を残した名曲です!
ぜひレパートリーにいれて
おしゃれでメロウで熱いセッションを展開してくださいね。