【中級ロックスタンダード】desperado デスぺラード
毎回様々なジャンルからセッションのスタンダードナンバーをご紹介しているこのブログ。
今回はロック/ポップスの超代表的バラードナンバー
イーグルスの「デスぺラード」を取り上げます!
これこそ、数え切れないプレイヤーたちにカバーされ続け、
そして今でも名スタンダードとしてプレイされ続けている曲の一つです。
日本だと平井堅さんやシングライクトーキングの佐藤竹善さんのカバーが
特に有名でしょうか?
なんにせよ、原曲の美味しいところを
しっかり残したアレンジでどの人もカバーしたがるのが、
この曲でセッションする際の隠れた特徴であり、
曲の良さ、強さの証明でもあるでしょう!
そんな「デスぺラード」をセッション的視点から特徴をまとめると
1 もちろんリズムはバラード!
ドラムレスやギター一本、ピアノ一本の弾き語りで編成されることも多いが、
いづれにせよ、リズムよりハーモニーを全面に出したゆったりとしたグルーヴが肝。
2 構成はAB形式。
原曲はABを2回繰り返してエンディングに入って終わり。
セッションでは間にアドリブソロが入ります。
という訳で、アレンジや構成は男気を感じるシンプルバラードそのもの。
ピアノのイントロで始まることが多いですが、
もちろんギターがこの役目を負うこともあるので、
ギタリストもイントロを覚えておいた方がいいでしょう。
また、リズムはシンプルな8ビートのバラードなのですが、
意外とリズムを全面に出すアレンジが少ないのも特徴です。
ドラマーはブラシを使ったり、叩かなかったりと、
「静」のグルーヴを工夫する人が多いです。
なんにせよ、歌と歌詞を一番に聞かせ、
そのバックにそこはかとなくハーモニーが聞こえる…、
そんな大人なアレンジで楽器の会話をするために在るようなこの曲。
是非、参考にしていただいて、セッション全体に起伏を付けてみてくださいね。