【中級邦楽スタンダード】ダウンタウン down town
毎回ジャンルを超えたセッションスタンダードナンバーをご紹介しているこのブログ。
今回は邦楽の中でも、
洗練された都会的なフィーリングを初期からはなっていた
知る人ぞ知る名バンド「sugar babe」の「ダウンタウン」を取り上げます!
今では大御所としてご活躍されている
山下達郎氏がデビュー時に在籍していたバンドでもあります。
山下氏以外にもボーカルの大貫妙子氏や
ギターの伊藤銀二氏など、
今でもバリバリご活躍の方々が多数在籍した、
知る人ぞ知る玄人好みのバンドです。
そんなバンドの代表曲ともいえる「ダウンタウン」を
セッション的視点から特徴をまとめると、
1 構成はAABA形式。
作曲の基本ともいえるスタンダードな形式です。
2 リズムは洗練された16ビート!
サラッと臭くならずに演奏することが大事。
3 コードはかなりジャジーなアレンジが施されています。
進行自体はそんなに難しくありませんが、
テンションなどを工夫して、洗練された感じを上手く出すことが大事です。
とった感じで、
まだ演歌や歌謡曲が全盛期で、
ニューミュージックの片鱗すら見えていなかった時代に、
かなり洗練された、
いわゆるAOR的なフィーリングを持ち合わせていた名曲です。
のちのニューミュージックの流れの源流であることは間違いありません。
そして、様々なプレイヤーにカバーされ、
その都度ヒットしていることからも、
この曲自体が、時代を超えた魅力を持っていることの証明と言えるでしょう!
「sugar babe」のオリジナルバージョンはもちろん、
EPOさんによるテレビ番組で使われてヒットしたバージョン、
そして最近はアニメソングとして坂本真綾氏にカバーされてヒットしています。
時代を超えた、都会的な響き。
セッションの雰囲気をもう一段、オシャレに熱く持っていくことのできる名曲です。
是非レパートリーに加えて見てくださいね。