【中級邦楽スタンダード】接吻
毎回ジャンルを超えたセッションスタンダードナンバーをご紹介しているこのブログ。
今回はAOR的雰囲気を感じる
オシャレで官能的な名曲、
オリジナルラブの「接吻」を取り上げます!
知る人ぞ知る日本を代表するバンド【オリジナルラブ】
その代表曲といっても過言ではない「接吻」
ラジオはもちろん、CMなどにも使われていたので、
メロディを聞けば、「知ってる!」と反応する人多数でしょう。
セッションの世界では、
意外とプレイされる隠れた名曲ですので、
今回セッション的視点からバッチリ解説いたします!
まずこの曲のセッション的特徴をまとめると、
1 サビから入るドラマチックな構成!
基本的にはサビがAでAABC形式と言えるでしょう。
2 リズムは基本8ビートですが、
そこはオシャレなハネ気味の16ビートを感じるAOR的グルーヴ!
スティーリーダンなどに通じるサウンドが肝です。
なにはなくとも、サビのキャッチーなメロディと、
官能的な歌詞が印象的な曲です。
アドリブでも、このサビでの大盛り上がりを意識して、
しっかりストーリー展開をしていくことがポイントでしょう。
逆に、このサビを活かしきれないと、
なかなか良さが出ずらい曲でもあります。
ちょっとオシャレで大人な雰囲気で、
かつブルージーにもジャジーにも、そしてロックにも攻められる
柔軟性の高いグルーヴがこの曲をセッションスタンダードたらしめています!
気持ちのいいミドルテンポのグルーヴにのって、
冷静と重熱の間でプレイすることが可能な「接吻」
是非レパートリーに入れてみてくださいね!