歌えれば何でも弾ける!
つい最近、大阪のジャム仲間達と会ってきて、
これまた最近東京のジャム仲間と会った時にも、
同じ質問をされたので、いい機会なのでまとめておきます。
「どうやったら楽器上手くなりますか?」
この漠然とした質問を、
はじめて聞かれた時は困ったものですが、
今は何となく切り抜ける方法を編み出しました。(笑)
まず、どうやったら上手くなりますか?
的な漠然とした質問をしてくる人は、
「自分が上手いと思うサウンドのイメージが頭の中でなっていない」
ことが多いです。
共通の特徴として、
教則本を頭からやるような、
機械的な練習を好んでやってしまっている事が多いです。
誰が言い出したのか知りませんが、
スケール練習が基本だ!と聞けばスケール練習をやり、
コードを覚えなければいけない!といわれればコードブックを買い、
リズム感がない!といわれれば、闇雲にメトロノームを鳴らしてしまいます。
もちろんこれらの練習はわるいことではないし、
ちゃんと意味があります。
でも、「自分の本当に目指しているかっこいいサウンド」
に必ずしも必要な練習ではない事も多いです!
その練習が何を意味しているのか?
その練習をマスターしたら何が出来る様になるのか?
そもそもどこまでやったらマスターしたことになるのか?
こういった意識がないままに、
ただ淡々と練習に時間をつぎ込んでいってしまうことが多い様です。
そこで僕は大抵次の様に聞き返します。
「一番好きなミュージシャンは誰ですか?」
漠然とした練習法を聞かれたら必ずこのように聞き返します。
そして、その好きなミュージシャンのCDを
全部口で歌える様になるまで聞き込む様にアドバイスします。
そして、次に会った時に、
口で歌える様になったけど、
なかなか楽器で表現できない部分について質問を受け、
それが解決できるような基本練習を紹介します。
大まかにいうと、
こういう順番でアドバイスするようにしています。
要は、
「まずは口で歌えるくらいイメージを強化して、
それからそこに近づくための基礎練習を自分で選択しよう!」
という話なのです。
というか、頭の中でなり出した瞬間に、
大抵のことは解決してしまいます!
イメージできれば、
知らず知らずのうちに、テクニックも追いついてきて、
いつの間にか弾ける様になってしまうからです。
イメージして弾けなかったフレーズだけ、
基本練習レベルに分解して練習していけばいいのです。
「歌えればなんでも弾ける!」
これ本当の話。
逆に歌えなければ、
どんなに素晴らしいメソッドを手に入れても、
一生そのフレーズは弾けません。
音楽に限らず、
イメージする力を鍛えるのが、
物事を上達するには一番必要な能力なのかもしれません。
うん、久々に堅いね、文章。(爆)