エンディングをいつも失敗します。
「何事も始めと終わりが肝心!」
これはジャムセッションにおいても例外ではありません。
今回はセッションの「エンディング」についてのお悩みです。
お悩み7「エンディングをいつも失敗してしまいます。上手くやるコツはありますか?」
ジャムセッションにおいて
ソリストの方はソロをとるだけではなく
セッションを仕切る役目も任されることがあります。
いきなりエンディングを振られてヒヤヒヤした経験のある方も少なくないと思います。
今回はエンディングの中でもよく使われる
「リットエンディング」をご紹介したいと思います。
「リット」とは「リトルダンド」の略で
テンポを次第に落としてゆくことを言います。
つまり、「リットエンディング」は
テンポを次第に落としてゆくエンディングのことで
ジャムセッションのエンディングで頻繁に使われます。
いろいろなエンディングのやり方がありますが
エンディングを成功させる最大のポイントは
『いかに周りのメンバーにわかりやすくエンディングへの流れを伝えられるか』です。
リットエンディングの場合
『続いているグルーブを断ち切るように徐々に遅いテンポを出し
エンディングに向かっていく雰囲気を周りに伝えていくのがポイント』です。
使う音が1音でもわかりやすく周りに伝えられれば
リットエンディングは成功します。
よりわかりやすく伝えるには
メンバーとアイコンタクトを取りながら
ジェスチャーを交え誰が見てもわかるように
伝えてあげるといいでしょう。
ギターやサックスだったら楽器を大げさに動かしたり
鍵盤だったら立ち上がってもよいと思います。
また、自信なさげにやるのではなく
周りに聞こえるように少し大きな音量を伝えることも大切です。
エンディングはやはりやらなければできるようになりません。
臆せず実践でチャレンジしていくのが一番です。
上記のポイントをおさえながら積極的にリットエンディングにチャレンジしてみましょう!
次回はよく使われる「カットエンディング」にまつわるお悩みに応えたいと思います。