ストーリーの盛り上がりが周りに伝わりません
前回、ストーリーの大切さとイメージの仕方についてお話しました。
自由にストーリーを発想していけばストーリーの数は無数に考えられます。
ただ、ジャムセッションにおいてはやはり
「盛り上がり」のあるストーリーをメンバーと共有してほしいです。
今回はそんな「盛り上がり」に関するお悩みです。
お悩み4「ストーリーの盛り上がりが周りに伝わりません。どうしたら伝わりますか?」
アドリブソロを盛り上がりのイメージを持って演奏してみたけどなんだかイメージ通りにいかない。
実は、メンバーの中に盛り上げのキーパーソンがいるのはご存知でしょうか?
それはズバリ『ドラマー』です。
基本的にドラマーは他の楽器に比べ音のダイナミクスが大きい楽器なので
周りがいくら盛り上がっていてもドラマーのサウンドに変化がなければ
なかなか盛り上がって聞こえません。
逆に、ソリストが上手に盛り上げられなくてもドラマーが盛り上げてくれればソロが盛り上がったように聞こえるものです。
ですので、盛り上がりをわかりやすくドラマーへ伝えるというのが
アドリブソロの盛り上げの鍵になります。
では、どうやって伝えたらよいのか?
それは、必要なときにドラマーへアイコンタクトを送るのがよいでしょう。
なぜ「必要なときだけ」としたのかと言うと
たまにドラマーの方を終始見続けていたり
キョロキョロドラマーの方を見ていたりする方が見受けられます。
ドラマーの立場から考えると
いったいいつ盛り上げたいのかがわかりません。
演奏しているときは聴いてくれている観客の方を向いてプレーし
盛り上げたいとき、盛り下げたいときなど
必要なときだけドラマーへ振り返りアイコンタクトを送る。
そして、伝わったらまた観客の方を向いてプレーする。
これが盛り上げを伝わりやすくするコツです。
さらに音でもわかりやすく伝えられれば完璧です。
音での伝え方については次回お話します。
それでは、また!