ブルースの終わらせ方がわかりません。どんな終わらせ方をしたらいですか?
もうすっかり夏ですね。
なんだかワクワクしますが体調管理だけには気をつけましょう。
エンディングの第2弾ということで
ブルースのエンディングに関するお悩みです。
お悩み9「ブルースの終わらせ方がわかりません。どんな終わらせ方をしたらいいですか?」
まずブルースの形式について簡単に紹介します。
次の12小節のコード進行がいわゆる典型的な「ブルース進行」とよばれるものです。
(これ以外のブルース進行もいろいろあります。)
3つのコードのみのシンプルな進行で
ジャムセッションでも頻繁に登場します。
ブルース進行(KEY=A7の場合)
|A7|D7|A7|A7|
|D7|D7|A7|A7|
|E7|D7|A7|E7|
上の12小節をひとまとまり(=1コーラス)とし、
これを何度も繰り返しながらセッションは進んでいきます。
ブルースの突っ込んだ話は今回は省略して
エンディングの話に絞りたいと思います。
ブルースで一番よく使われるエンディングは
前回お話しした「カットエンディング」です。
カットエンディングでは
「手で首をカットする」ようなジェスチャーで合図しますが
ブルース進行ではこの合図を出すタイミングがポイントになります。
まずブルースのエンディングでは10小節目でブレイク(ピタと止まること)するのが定番となっているので覚えておきましょう。
(上のコード進行では3段目のD7でブレイク)
そして、合図を出すタイミングはブルース進行の7〜8小節あたりが目安になります。
あまりギリギリだとブレイクのタイミングに間に合わないので
余裕を持って合図を送るのが大切です。
もし間に合わなかったら次のコーラスで再挑戦すれば大丈夫です。
ブレイクした後はフレーズを弾いて
最後にメンバーで1発ドカンと合わせましょう。
ブレイクした後のフレーズはよくある定番フレーズでなくとも
1、2音のシンプルなアドリブでも構いません。
フレーズの内容よりも最後をメンバー全員で合わせる方が大事です。
最後に合わせる1発はメンバーにアイコンタクトを送りながら
わかりやすいジェスチャーを加えるといいでしょう。
今回は以上です。
見たことがない人はブルースのセッションなどに見学に行って
実際に見てみるといいと思います。
(ブルースセッションと名のつくセッションでなくともブルースはやることが多いです。)
行く時間がなければブルースの音源をエンディングに注目して
聞いてみるといいでしょう。
それではまた次回お会いしましょう!