ドラムのどこを聴く!?3~パーカッション編~
今回がドラムのどこを聴くシリーズ、一応の最終回です。
沢山のドラムやシンバルが合わさってできたドラムセット。
その他のパートのプレイヤーは、どこを中心に聞けばいいのでしょうか?
今回は、ドラムの影の相棒、
パーカッションパートについて解説していきます。
まず、パーカッションというとどういう楽器が思い浮かぶでしょうか?
コンガ、ボンゴ、ティンバレス、シェィカー、タンボリン、マラカスなどなど。
一重にくくっても、実は沢山のパーカッションがあります。
もちろん、それぞれ音色も違うし、演奏方法も違うのですが、
セッション的には、「パーカッション」とは大きく次のように定義されます。
「基本的に、音程がない、もしくは音程幅が少なく、単一の音色で、
リズムに特化したパートをパーカッションとする。」
ちょっと硬い言い回しですが、
ドラムセットほどいろいろな音色はなく、
かつサックスなどのように、メロディを演奏するのが主になっていないパートを
パーカッションと呼ぶことができるのです。
こう考えると、
実は、ギターのカッティングや、ピアノのリズムバッキングなども、
パーカッションの類に分類できます!
さて、そんなリズム楽器であるパーカッションですが、
やはりアンサンブルの中でリズムのかなめを握っている
ドラムセットとのコンビネーションが非常に大事になります。
では、パーカッション、もしくはリズムサイドのプレイヤーは、
ドラムセットのどこにまずは耳を傾ければいいのでしょうか?
答えは、「ハイハット!」
右利きのドラマーが、右手をクロスさせて叩いてる、
あの、足で踏める2枚のシンバルです。
このハイハットというのは、
曲全体のリズムの基本となるパターンを出していることが多いです。
なので、パーカッションパートの人は、
このハイハットに呼応するように、もしくは絡む形で
リズムを刻むと、とってもいいアンサンブルになります!
パーカッションは、
ドラムの基本リズムを強化しつつ、
時にはソリストに対してもアドリブで答えていく。
こんなフレキシブルな立場なので、
基本のハイハットを常に聴きながら演奏できることが、
パーカッションを存分にアンサンブルで活かす基本の方法になります。
沢山あるドラムセットに惑わされずに、
基本通りにグルーヴしていきましょう!
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