グルーヴのコツ4~裏を感じるパーカッション

グルーヴのコツシリーズも第4弾!
まだまだアンサンブル的視点からバンド全体をグルーヴさせるコツを、
ガンガンご紹介していきます。

よくグルーヴさせるにはリズムの「裏」を感じれないといけない!
なんて話を聞いたことありませんか?

わかったようなわかんないような解説でけむに巻かれた人も多いかと思いますが、
アンサンブルを意識すると、リズムの裏もすぐに身に付きます。

キーワードは「パーカッション」

アドリブでアンサンブルするセッションでは、
基本的にドラムが基本のビートを出します。

これだけでもリズムセクションは成り立つのですが、
さらにリズムをプッシュし、強化するためにパーカッションが入ることがあります。

このパーカッションを良く聞いていくと、
あることがわかります。

それは、「ドラムより細かいことをやっていることが多い!」

例えば、ドラムが普通の8ビートを叩いているとすると、
コンガやボンゴ、シェイカーなどのパーカッションは
細かく16分音符のリズムを出して、ドラムをサポートしていることが多いです。

そう、どんな種類のリズムでも、
基本のビートはドラムが出して、
さらに細かい部分のサポートをパーカッションが担当する!

という役割分担が多くの場合自然と生まれているのです。

ということは、
8分音符の裏は16分音符であり、
パーカッションのサウンドは常にリズムの裏を表現していることが多いのです!

なので、初心者はメトロノームで気の遠くなるような
リズムの裏取りの練習をするよりも、
セッションに参加して、パーカッションのサウンドを良く聞いた方が、
10倍速くリズムの裏の感覚を掴み、グルーヴさせることができます。

こうなってから、メトロノーム練習をした方が、効率がいいでしょう!

つまり、
パーカッションを良く聞いて、その感覚を掴む!
→リズムの裏がしっかり聞こえるようになる。
→グルーヴ感が身につく!

こんな方程式が生まれます。

是非、パーカッションに気を向けて聴いてみてくださいね。

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グルーヴのコツ3~4小節でまとめて合わせる

さて、前回、前々回とセッション的グルーヴのコツを解説してきましたが、
前回前々回を読み逃している人はリンクをクリック。

いよいよ、アドリブでバンドをグルーヴさせるコツ、第3回の解説行きます!

前回までで、細かく合わせるのではなく、
小節を大きくとって、ポイントだけ合わせることによって、
ウネリが生まれるというところまでお話しました。

今回もその延長のお話なのですが、
答えから言うと、
「4小節の大きなくくりでリズムを合わせていきましょう!
 4小節が基本となる小節感覚です。」

最後はやはり4小節の大きなくくりを感じつつ、
その頭をしっかり合わせていくというのが
グルーヴのコツになります。

そして、この4小節までリズムを大きくとる感覚がつかめると、
さらにいいことが起こります。

いわゆる「小節感覚」というものなのですが、
何も考えずに4小節の長さがわかります。

これはアドリブする人にとっては必須の感覚!

いちいち何小節目をやっているのか
数えなければあわからないようでは、
複雑なスタンダードナンバーやアレンジの上では、
到底アドリブなんてできません。

が、この4小節の小節感覚を身につけると、
楽に曲の全体像を把握できるようになったり、
何も考えなくても、小節数がわかったりします。

もちろん、いきなりこのレベルを目指す必要はありませんが、
グルーヴを極めていくとこういうことも起こる!

という位に覚えておいてもらえたらいいと思います。

自由でグルーヴィなセッションをガンガン楽しんでいきましょう!

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グルーヴのコツ2~2小節でまとめて合わせる

今回もグルーヴのコツについて、
バンドアンサンブルの視点から解説していきます。

とっても曖昧で抽象的で、
人によってそれぞれ解釈が違う「グルーヴ」という言葉。

これをセッションに活かせる形で、
シンプルに解説していきます!

まず、前回の記事で、
「細かいリズムを合わせるより、1小節の区切りを合わせる」
という話をしました。

今回は、何のことはない、その話の応用です。

結論から言うと
「1小節で大きくリズムを合わせることができるようになったら、
 今度は2小節でさらに大きい単位で合わせるようにしましょう!」

リズムというのは、
細かく性格にすればするほど、正確だが機械的なビートになります。

逆に、大きく捉えてメンバー間のリズムにズレ、ウネリが生まれるほど、
人間味のあるいわゆる「グルーヴ」が生まれます!

そこで、なるべく大きい小節単位でリズムを捉えた方が、
そのウネリが生まれやすくなるのです。

でもその分、
バチッと2小節区切りの頭で合わせるのが難しくなります。

1小節から徐々に始めて、
グルーヴする感覚を掴んでから2小節にチャレンジしましょう!

ドラム&ベースのリズム隊はもちろん、
全ての楽器プレイヤーに必要なのがグルーヴ。

是非参考にしてみてくださいね。

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グルーヴのコツ1~小節頭を合わせる

アンサンブルにおいて、一番悩ましいもの。
それは間違いなくグルーヴ

なんだか抽象的で、それこそ人の数だけ解釈がある
このグルーヴという言葉。

とても深い意味のある言葉で、
一言では語り尽くせないのですが、
このブログでは、敢えてアドリブのアンサンブル的視点から
グルーヴのコツをわかりやすく解説します!

グルーヴを身につける際に、よく誤解されている練習法があります。

それは、「メトロノームに16分単位でかっちり合わせる練習」

実は、この練習をすればするほどグルーヴは死んでいきます。
ちょっと考えれば当たり前ですが、
メトロノームとシンクロすればするほど機械的なビートになるので、
いわゆる人間臭いグルーヴは消えます。

メトロノームの練習は、
かなりグルーヴを理解した上級者になってから
始めて意味をもつものと考えてしまってもいい位です。

では、グルーヴさせるにはどうしたらいいのか?

その答えは、「メンバー全員で1小節の頭を合わせる意識をする!」

実は、リズムというのは、
どれだけ合わせようと思っても、人間がやる限り
それぞれの癖で少しづつずれます。

でも、細かいところはズレていても、
大きな区切り目や大事なポイントできっちり合えば、
そのズレが逆に味となり、いわゆるグルーヴになります!

16分音符単位でかっちり合わせるのではなく、
小節の頭はきっちり合わせて、その間は大胆にグルーヴさせる。

このウネリが人間味のあるグルーヴになるのです!

小節の頭だけはきっちり合わせて、あとは自由に!!

これがバンドアンサンブル全体でグルーヴさせる際の最大のコツです。

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ドラマーは第2のコンダクター!?

アドリブで展開されるセッション。
そんな中では特別なアンサンブルのコツが生まれます。

そんなコツを毎回解説しているこのブログ。

今回の主役はドラマー

ですが、ドラマーだけではなく、
アンサンブルに参加するプレイヤー全員が知っておくべき、
ドラマーの役割について解説します!

こんな格言を知っているでしょうか?

「ドラマーは第2のコンダクター!」

コンダクターとは指揮者のこと。
つまり、ドラマーは指揮者について2番目に重要な、
バンドの方向性を決める役割を持っているのだ!
というお話なのです。

これは、吹奏楽やビッグバンドなど、
指揮者がいる大所帯の場合に生まれた格言ですが、
セッションになると、基本的に小編成なので指揮者はいません。

そうなると、実はバンドの舵を握っているのは、
ドラマー一人になってくるのです!

つまり、セッションでは、
「ドラマーがバンドのコンダクター!」なのです。

なぜ、こんなにドラマーが大事だと言われるのかというと、

「楽器の中で、一番大きい音と小さい音の差が大きいから」

ギターやベースやキーボードや管楽器が、
どれだけ一生懸命に大きな音を出して、熱くアドリブをしても、
ドラマーがついてこなければ、
全体のバンドサウンドは盛り上がりません。

逆に、周りのプレイヤーがどれだけ小さく繊細に演奏しても、
ドラマーがガツンと叩いてしまうと、
それに掻き消されて台無しになってしまいます。

要は、ドラマーのさじ加減一つで、
バンドアンサンブルの方向性が決まってしまうのです!

それだけ、強力な権限を持ったパートがドラマーとも言えます。

ハーモニーを出さない代わりに、
バンドの指揮者にも等しいような重要な役割のあるドラム。

この事を肝に銘じてドラマーはプレイしていってくださいね。

そして、周りのプレイヤーは、
ドラマーと仲良くなっておきましょう!(笑)

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コーラスの変わり目がリズム隊の仕掛け時!?

アドリブで会話をするジャムセッション。

そんな即興アンサンブルの中では、
ソロをとっているソリストだけが主役ではない!

そう、バックでサポートしているリズム隊も、
ソリストに仕掛けることができるのです!!

今回は、そんなバックから仕掛ける際のアンサンブル的コツを解説します。

まず、以前解説した「コーラス」という言葉について覚えていますか?

このコーラスがリズム隊にとって、
仕掛けどころを見極める際の最高のガイドになります。

なぜかというと、
普通のスタンダードナンバーに沿ってアドリブをすると、
ソリストはコーラスの変わり目で
「ここでソロを終わりにしようかな?
 それとも、もう1コーラス盛り上げていこうかな!?」
という判断をします。

つまり、「コーラスの切れ目は落ち着いて終わるか、盛り上がるかの2択!」
に、自ずとなる訳です。

そしたら後は簡単。

ソリストの様子を見ながら、
落ち着くそぶりが見えなかったら、間違いなく盛り上がるので、
もう先にガンガン仕掛けてしまってOKとなります!

コミュニケーションとしても最高のサポートになりますので、
ソリストは簡単に盛りあげられて感謝だし、リズム隊も、しっかり反応できて楽しい!
という一石二鳥の状態になります。

リズム隊の仕掛けどころはコーラスの切れ目!

是非覚えておいてくださいね。

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オルタードテンション?それともナチュラルテンション??

アンサンブルで大事なポイント。

その一つに間違いなくハーモニーが入ってくると思います。
瞬時にさまざまなコードを使って、
ハーモニーでも即興で会話をするジャムセッション。

そのハーモニー的なアンサンブルのコツを、
今回はまとめてみます。

テンションコードの使い方に迷った人は、特に参考にしてみてください!

まず、コードにはナチュラルテンションオルタードテンションがある、
というのを以前解説しました。

そして、ナチュラルテンションというのは、
要するに自然なメジャースケールからできていて、
オルタードテンションというのは、
かなり癖のある、メジャースケール外の音からできていると解説しました。

そして、ここまでわかれば、
今回の話はもう8割がた終了です。

なぜならば、
1 ソリストが自然な感じのメジャースケールでアドリブしていたら
  コードはナチュラルテンション系を選択。
2 ソリストが癖のある特殊な音を使っていたら、
  コードはオルタードテンション系を選択。

ただこれだけだからです。

さらに言うと、
実際のセッションでは、聞いてから反応していたのでは遅すぎるので、
「次はナチュラル系かな?それともオルタード系かな?」
といった感じで、ソリストとバッキングで読み合いをします。

この読み合いがまたスリリングで面白い!

上級者は複雑なコードを駆使して、
凄い高尚な事をやっているように感じますが、
実際はナチュラルかオルタードか?
もっというと、自然なメロディか、アバンギャルドなメロディか?

という、2択の中で選択していただけだったのです。

このイメージを持って、様々なセッションを見学すると、
また面白い駆け引きが見えてきますので、
初心者の人は是非頭の片隅に置いておいてくださいね。

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大事なのは1拍目を合わせること!~メロディ編

アンサンブルで大事なのは一拍目!
という主張を3回にわたってお送りしているこのシリーズ。

今回が最終回のメロディ編。

メロディも合わせる時に大事になるポイントがあります。
今日はそんなお話です!

アドリブでメロディを紡ぐジャムセッション。
基本的に自由な旋律を、自由な感覚でプレイしていきます。

でも、やっぱり基本は「小節の一拍目を合わせる事!」

これが絶対になります。

が、もちろんリズムと違ってメロディなので、
実際は一拍目が抜けることも多い。

というか、むしろ常に一拍目を入れ続けると、
いもっぽくで重たいメロディになってしまう…。

ここでちょっと注釈がつきます。

「メロディを盛り上げた後は一拍目をしっかり合わせましょう!」

そう、まだセッションが盛りあがっていないうちは、
どんなメロディでもOK。
むしろ、一拍目を抜いたほうが、お洒落な感じになりやすいと思います。

が、その後、盛り上がってきたら話が変わります!

メロディが盛り上がって、バンド全体がその意思を受けて盛り上がって、
ガーンとテンションが上がる瞬間があります。

その盛り上がり切った瞬間は、必ず一拍目をバンド全体で合わせるべきなのです。

そして、一度頭を合わせて着地したら、
また自由にアドリブして構いません。

なんにせよ、
バンド全体が反応した時には、必ず一拍目を合わせる瞬間が訪れます!

この辺は、実際に体験してみないとなかなかつかめない部分ですが、
この意識をもって、様々なセッションを見てみると
バンドアンサンブルのコツが見えてくると思います。

やっぱりメロディも一拍目が大事。

頭の片隅に置いて、アンサンブルを楽しんでみてくださいね。

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大事なのは一拍目!~リズム編

アドリブでバンドアンサンブルを作るジャムセッション。

そんな時には、やはり独特のアンサンブルのコツが生まれます。
今回はそんなセッション特有のアンサンブルのコツの中でも
リズムに特化した内容でお送りします!

リズムを合わせる!
というと、多くの人は、メトロノーム的にきっちり考えて、
テンポはもちろん、16分音符、32分音符単位で
ピッチリ合わせようとしてしまいます。

でも、人間は機械じゃないし、
何より、その場でパッと集まったはじめての人たちとプレイするので、
そんな神業は期待しても無駄。

なので、セッションでのリズムを合わせるコツは
ざっくり言うとこういう感じになります。

「とにかく小節の頭の一拍目を合わせることが大事!」

前回のハーモニー編と同じ結論ですが、
やはりこれが最大の答えです。

1,2,3,4拍、そしてその裏のリズムまで、
全てきっちり合わせる必要はないし、
またそれをやるとグルーヴはダサくなります。

それよりも、
1拍目だけは、リズム隊全員でバチッと合わせる!

そして、あとの2~4拍はそれぞれの感覚で演奏し、
逆に微妙にずれることによって生まれるうねりを出す。

そしてまた一拍目で気持ちよく全員で合わせる!

こんな大きなリズムの共有ができると、
バンドアンサンブルはかなり気持ちよくなります。

是非、大きなリズムと、大きな心で、
セッションを楽しんでみてくださいね。

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大事なのは一拍目を合わせること~ハーモニー編

一番大事なところを逃さなければ、
後は結構ズレていても意外と物事は上手くいく。

そんな大事なポイントがバッキングにもあります。
特に、ギターやピアノなど、和音でハーモニーを提示するパート
明確に大事なポイントがあります!

今回は、そんなポイントをアンサンブルの視点から解説します。

まず、ハーモニーと言うと、
様々なテンションコードを知ってなきゃいけない!
とか、複雑なリズムに対応できなきゃいけない!
とか、色々な理想を持つ人も多いと思います。

でも、アドリブのアンサンブルでは
そういった細かいことは一番大事なことではないのです。

一番大事なのは「一拍目を合わせること!」

特に、ドラム&ベースのリズム隊と、
小節の頭、コードの変わり目はしっかり合わせる意識を持つこと!

これができれば、
お洒落なコードを知らなくても、
多少リズムが単調だったり、ズレていても、
上でソロをとっているソリストからは「やりやすかったよ!」
というお言葉をもらえる確率が、格段に上がります。

バッキングでハーモニー担当の人は、
まずは細かい所よりも、小節の頭の一拍目を
しっかりリズム隊を聞いて合わせることに専念しましょう!

それができたら、
アドリブ伴奏の一番大事な部分はしっかり掴めていることになります。

是非参考にしてみてくださいね。

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セッションに必須のカットエンディングとは!?

セッションで一番大事なことは何?
と問われれば、色々あるけど、やっぱりエンディング!

と答えます。

その位、アドリブでのエンディングは難しい。
でも、決まればカッコイイ!

そんなセッション的エンディングの一手法である
「カットエンディング」について、
バンドアンサンブルの視点から今回は解説します!

まずカットエンディングとはどんなエンディングなのかというと、
「決まったリフやコード進行を使って、
 バンド全体であるタイミングで一斉に止まってエンディングする方法。」

こう書くとなんだか大げさな感じがしますが、
要は、バンド全体でタイミングを合わせて、バシッと止まればいい訳です。

ところが、
完全にアレンジされたコピーバンドやオリジナル曲ならいざ知らず、
アドリブで全てをこなしていくセッションでは、
このバンド全体でバシッと止まる!というのが、
なれないととてつもなく難儀です。

でも、やはりここにもコツはあります。

まず、ソロをとってる人、
もしくはセッションリーダーが、
しっかり「自分の首をかき切るようなジェスチャーを見せます。」

この時、しっかりバンドメンバー全員に見えるようにするのが大事です。

要は、この首を切るようなジェスチャーが、
セッションで良く使われるハンドサインの一つで、
「カットエンディングで終わるよ!」という意思表示なのです。

このサインが出たら、
周りのメンバーはカットエンディングに入る心の準備ができます。

そして、何か簡単なリフ、又はコード進行を繰り返していきます。

この時、なるべくシンプルなものがいいでしょう!
パッと他のメンバーがまねできないリズムやメロディだと、
バシッとそろえられないので、
リーダーはこの辺の難易度も慎重に選らんで出す必要があります。

そして、周りのメンバーとアイコンタクトを交わしながら、
リフを合わせていって、メンバー全員が揃ったところで、
今度は体全体を使って最後のエンディング合図を出します!

この時、慣れている人は、
1 指で3,2,1のようにカウントダウンをして、
  あと何回リフを繰り返したらカットエンドするのか表示する。
2 もう一度首を切るカットエンドの合図を出し、
  次のタイミングでカットエンドするよ!という意思表示をする。

などの応用ジェスチャーをして、
さらにカットエンディングの成功率を上げます。

でも、楽器によっては、
そういう合図が出しづらいフォームの楽器もありますので、
基本は体の動きだけでOK!

なんにせよ、
しっかり周りのメンバーにカットエンディングの意思を伝え、
シンプルなくり返しのリフやコードを提示し、
最後のカットエンドのタイミングを合わせて見事バシッと終わらせる!

という、なかなかに高度ですが、
決まるとめちゃくちゃカッコイイし、気持ちいいエンディングなのでした。

なかなか文章では臨場感が伝わりずらいので、
まずは、実際のセッションを見て、
このカットエンディングを肌で体感してみてくださいね。

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リットエンディングをバッチリ決める方法!

セッションで必ず必要になってくるのが、エンディング。

終わりよければすべてよし!
とは良く言ったもので、
エンディングが決まれば、そのセッションは決まった感じになるし
例え途中のアドリブが凄く良くても、
エンディングが決まらないと、なんだかしまらない印象になります。

そんなエンディングですが、
セッションではよくやられるパターン的エンディングがあります!

それが今回解説する「リットエンディング」です。

「リットエンディング」とは、
簡単に言うと「だんだんゆっくりになって終わらせる」
というタイプのエンディングのこと。

少しづつテンポを落としていって、
ある程度のところでバンド全員でじゃ~んとやって終わるわけです。

が、これが初心者にとっては意外と難しい!

どのくらいテンポを落とせばいいのか?
どのタイミングで最後の一発を出せばいいのか?

なかなか迷いどころです。

でも、これにはわかりやすいコツがあります。

まず、テンポを遅くするきっかけを出すのは
「リード楽器の人」です。

そのセッションを仕切っている人が、
まずはテンポを遅くするよ~、という合図を出します。

ですので、リットエンディングの始まりと
どのくらい遅くするのかを見極めるには、
リードの人を見ていれば大丈夫。

これが一つ目のコツです。

さらに、最後の一発のタイミングですが、
これはドラマーが決めます!

なので、リードの人を見て、
遅くするタイミングを掴んだら、
今度はすかさずドラマーを見ます!

すると、ドラマーがわかりやすく最後の一発だよ!
というジェスチャーを、腕を大きく振りかぶって出すので、
それに合わせてエンディングを決めればOK。

慣れるまで忙しいですが、
目線をしっかり移動させてあげることが最大のコツです。

アイコンタクトでリットエンディングは成功する!

アンサンブルの重要なコツですので、覚えておいてくださいね。

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セッション必須のアレンジ「ブレイク」!

バンド全体が、バシッと止まる!

そしてカッコイイ一人アドリブソロが入って、
またバンド全員がズバッと入っていく!

そんなアレンジを見たことはないでしょうか?

これを音楽用語で「ブレイク」と呼びます。

今日は、このブレイクをアドリブセッションで
バンド全員のアンサンブルにて成功させるコツについて解説します。

まず、ブレイクというのは、
リード楽器がボーカルなど、ソロをとっているプレイヤーが、
おもに合図を出します。

オーケストラの指揮者を思い出してほしいのですが、
ジャン!と曲を終わらせる時、
こぶしを握りこむようなジェスチャーでしめる動作を見たことありませんか?

実際は、このブレイクの合図は決まったものはなく、
伝わればいいのですが、
オーソドックスなものは、この指揮者タイプのジェスチャーです。

で、さらにこれを、
しっかりバンドメンバー全員が見えるところで、
しっかりメンバーの方を向いて出します。

この合図が来たら、
バンド全員がしっかり反応してブレイクが決まる訳です。

という風に、種を明かせば簡単な「ブレイク」なのですが、
上級者になると、
予想もしないようなタイミングで、素早い動作で瞬時に繰り出すこともあるので、
シンプルだけれども、なかなか奥の深いアレンジでもあるのです。

是非、「ブレイク」のアレンジを使って、
スリリングなセッションアンサンブルを楽しんでくださいね。

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セッション特有のハンドサイン合図4~カット

リハーサルなんて絶対してないハズなのに、
まるで入念なリハをこなしたかのように、
アドリブでバシッとバンド全体がアレンジに反応してしまう!

こんなマジックがセッションでは時たま起こります。

そんなマジックの裏には必ずセッション特有のハンドサインの存在があります。

今回はそんな合図の中から「カットの合図」をご紹介します。

カットとは、正式にはカットエンディングのこと。
(詳しくはこちら参照)

バンド全体がピタッとブレイクしてセッションを終わらせる
とてもかっこいいアレンジの一つです。

でも、このカットエンディングには
合図がないとなかなか入れません。

なぜなら、エンディングの方法は前もって決めていないのが
基本的なセッションだからです。

でも、一つだけ、「カットエンディングで終わりにしよう!」
という意思を伝えるサインがあります。

それは、「自分の首をかき切るようなジャスチャーをバンド全員に見せること」

空いている方の手で、手刀のような形を作り、
自分の首を後ろから前に何度が切るような合図を出すと、
これがカットエンディングのサイン。

この合図が出たら、
周りのメンバーは迷わずカットエンディングの準備に入れます。

得にブルースのセッションなどでは頻出の合図ですので、
是非見学にいって、本物を見てみてくださいね。

セッションに頻出のハンドサインです!

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セッション特有のハンドサイン合図3~サビに行くフック

アドリブでアンサンブルしているはずのジャムセッション。

でも、まるでリハーサルをしていたかのように、
バンド全体が展開するようなことがある。

この裏にはセッション特有のハンドサインの存在があったのです!

今回はそんなハンドサインの一つ、
「フック」についてご紹介します。

例えば、ある曲を使ってセッションしているとします。

その曲のサビの部分がありますね。
そのサビの部分にソロが終わったらすぐに飛んでプレイしたい!

こんなアレンジが瞬時に浮かぶことがあります。

でも、普通のセッションだと、
そのまま頭から曲をプレイするしかありません。

ところが、今回紹介する「フック」を知っていると、
すぐにバンド全体でサビに行くことができます。

そのフックというハンドサインなのですが、
「人差し指を曲げて、カギ爪の形を作りメンバーに示す」
これによってフックのサインが完成します。

つまり、このサインは
曲のサビにすぐ飛びましょう!

というわかりやすい意味を持っているのです。

曲の一番おいしい部分を何度もプレイしたいのは人情。

そんな気持ちから来る即席アレンジを、
サイン一つで可能にすることができたのです!

是非頭に入れて、
斬新で、自由自在なセッションを楽しんでみてくださいね。

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セッション特有のハンドサイン合図2~アタマ

はじめて会う人と、
はじめての曲を、初見で演奏。

こんな場面に遭遇することも少なくないセッション。

でも、そんなはじめてだらけのセッションでも、
まるでリハーサルをしたかのように
バチッとバンド全体がコミュニケーションとれていることがある!

これには、セッション特有のハンドサインの存在があったのです。

今回はそんなセッション的バンドアンサンブルに必須な、
ハンドサインのご紹介の2回目。

通称「アタマ」を解説します。

まずこの動画の3分43秒の辺りを見てみてください。
http://www.jam-life.com/jamsession/2006/07/post_3.html

リード担当のギタリスト(実はこれを書いている私)が
バンドメンバーに向かって頭を指して合図していますね。

これが「アタマ」の合図。

意味としては、
「次、コーラスの一番先頭に戻って演奏してね!」
といった感じです。

要するに、
曲の一番最初の部分に戻って演奏したいときに、
セッション中は声を出しても伝わりずらいので、
自分の頭を指で指し示すことによって表現するのです。

この合図を覚えるだけで、
かなりスムーズにセッションができるし、
頻出回数も一番高い合図なので、
是非覚えておいてくださいね。

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セッション特有のハンドサイン合図1~クルクルとは?

アドリブでセッションしていると、
まるであらかじめアレンジとして決まっていたかのような感じで、
バシッと、仕掛けや、展開が起こることがあります。

こういう時には、
大抵セッション特有のハンドサインが出ています!

今回からこれらのハンドサインを特集していきます。

まずはセッションでの頻出レベルは結構高めの合図
通称「クルクル」からご紹介します。

このクルクルとはどんなものなのか、
まずは下の動画の4分29秒辺りを見てみてください。

http://www.jam-life.com/jamsession/2006/07/superstar.html

このように、ボーカリスト、
またはリードをとっている人がクルクル合図を出すことが多いです。

この合図の意味としては、
「このコード進行のパートをもう一回繰り返して!」
といった感じ。

クルクル回すことによって、
バックのメンバーは、曲の一定部分をくり返します。

エンディングなどで、
まだまだ盛り上げて終わりたいときに使われることが一番多いと思います。

このようにクルクル合図を覚えておくだけで、
エンディングのくり返し回数やソロのコーラス数などを
誤解なくメンバー全員に伝えることができるので、
是非覚えておいてくださいね。

便利な合図シリーズ、次回もガンガンご紹介いたします!

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良いバッキングの条件4~ソリストより目立たない!

バンドアンサンブルの視点から、
毎回アドリブセッションのためになるコツをお伝えしているこのブログ。

今回はいいバッキングの条件シリーズの第4弾!

ソリストから見て、いいバッキングと呼ばれるには、
あるきまったコツがある。

そのコツを今回もお伝えいたします。

答えからいきます!

「ソリストよりも目立たないこと!」

いわれてみれば当たり前ですが、
これが意外とできていない人が多いので、
敢えて書かせていただきます。

ソリストより目立たないというのは、
いいバッキングの条件として当たり前なのですが、
具体的に、どうすればソリストを立てられるのか考えてみましょう。

実は、楽器毎にそのポイントは違ってきます。

たとえば、ドラマーと管楽器は
その楽器の特性上、音が大きく、目立ちやすいので、
音量をソリストより下げればしっかりソリストが目立ちます。

例えば、ギター、ピアノという和音楽器は、
どうしても一度にでる音数が多いので、
なるべく和音の数を押さえるように考えると
アンサンブルが上手くいきます。

例えば、ベーシストやパーカッションは、
ソリストの呼吸を読み、
フレーズの切れ目にフィルインを入れるように心がけると
上手くいきます。

このように、
各楽器によって、ソリストをしっかり目立たせるには、
気を付けるべきポイントが違うので、
なかなか「ソリストより目立たない!」といわれても、
多くの人ができなかったのです。

でも、バッキングは楽器ごとに気を付けるポイントが違う!
という意識をもってアンサンブルを作っていくと、
きっと素晴らしいさうんどになり、ソリストより目立たないことが可能になるでしょう。

是非頭の片隅において、セッションしてみてくださいね。

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良いバッキングの条件3~1コーラスで反応する

アドリブでバンドアンサンブルを作る時。
ソリストとバッキングという関係で必ず役割分担ができます。

その時、いいバッキングというのはどういうことなのか?

そんないいバッキングの条件について解説する第3弾の今回。

今回の内容は、「1コーラス単位で反応しよう!」
という話。

一見何言っているのかわかりずらいですが、
こういうことなのです。

まず、1コーラスという単位の意味がわからない人は、
こちらを先に読んでおいてください

1コーラス一まとまりという意味がお分かりいただけたら、
そのコーラスを何度も繰り返してアドリブが進んで行くことは理解できましたね?

そう、この意識になったとき、
はじめていいバッキングに対する基礎ができあがります。

なぜかというと、
アドリブセッションでは、必ず、

「コーラスの終わりで、
 ソリストがソロを終わらせるのか?続けるのか?のコミュニケーションが生まれるから」

スタンダードナンバーを使ったセッションでは、
必ずコーラスという単位が生まれ、
それに沿って、ソリストは何コーラスがソロをとる訳です。

その時、必ず、
「もう1コーラスもりあがって行こう!」とか、
「このコーラスでとりあえずソロは終わり!」とかの
意思表示がある訳です。

ということは、
バッキングをするドラム、ベース、ギター、ピアノなど
伴奏側から見れば、「コーラスの切れ目が盛り上げどころ」なのです!

なぜなら、コーラスの切れ目は、
盛り上がるか終わるかしかないからです。

次のコーラスに突入するからには、
前のコーラスと同じテンションでいるわけにはいきません。

必ずギアを一つ上げる必要があるので、
バッキングは大いに手腕を発揮してソリストサポートする必要があります!

この瞬間がバンドが一体となる、最高に気持ちいい瞬間なのです。

もちろん、ソリストが終わりたがっているのに、
読み間違えて盛り上がってしまうと悲惨ですが、(笑)
やはり、コーラスの切れ目が盛り上げどころなのは間違いない。

いいバッキングプレイヤーは
コーラスの切れ目を狙っている!

是非覚えておいてくださいね。

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良いバッキングの条件2~4小節一まとまりでオブリガード

前回に続いて「いいバッキングの条件」について
バンドアンサンブルの視点から解説していきます!

いいバッキングには共通するポイントがあった。
こんななかなか語られることのないコツを
今回もドカンとお伝えしていきます。

いいバッキングというのは、
ソリストの呼吸を読んであげることだと前回書きました。

が、それができるようになったらさらに突っ込んで欲しいポイントがあります。

それは、「オブリガード」

ドラムやベースのリズム隊にとっては
「フィルイン」なんて呼び方の方が馴染みが深いかもしれません。

又は、俗に言う「おかず」や「合いの手」なんても呼ばれます。

どの呼び方にせよ、
やることは同じで、ソリストの呼吸の切れ目、
フレーズの切れ目にバックからフレーズを入れてあげることです。

これができると、隙のない、
かっこいいアンサンブルがアドリブで完成します!

ところが、このオブリガードがとても難しい。
ただ入れるだけだと、ソリストの邪魔をしてしまうし、
呼吸を読み過ぎると、入るタイミングを逃してしまう…。

でも、上手くオブリガードを入れるコツがあります!

それは、「少し被り気味にはいって、後ろは余裕をもって抜けること」

実は、ソリストとして一番いやなオブリガードというのは、
自分がまたフレーズを始めようとするその瞬間に音をだされること。

つまり、出鼻をくじかれるのが一番やりにくいオブリになります。

逆に、フレーズの切り際は、
少しくらい被っても全然気になりません。

むしろ、スムーズに呼吸ができるので、嬉しいくらいです!

でも、オブリガードの下手なプレイヤーは
往々にして逆を行ってしまいます。

フレーズの切り際には入ってこない癖に、
新しいフレーズを繰り出す時にはまんまと被ってくる。

これでは完全にソリストを食ってしまいます!

なので、「早く入って、余裕で抜ける!」
この位のイメージをもってオブリガードを入れることが
アドリブでのアンサンブルを完成させるコツです。

是非参考にしてみてくださいね。

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良いバッキングの条件1~ソリストの呼吸の読み方

バンドアンサンブルで一番楽しいところ。
それは、メンバーの呼吸を読みながら、
阿吽のタイミングでバッチリフレーズが決まること!

こうやって抽象的に書くと、
なんだかカッコいいですが、
具体的に呼吸を読むってどうやるんでしょうか?

今回からはそんなアンサンブルのコツのお話です。

まず、ざっくり呼吸と言いましたが、
音楽においては主にリズムやタイミングの事をさします。

特に、人間というのは、
ある一定のリズムを刻みだすと、
これまたある一定のリズムで呼吸をするのが普通になるように
体ができています。

この特性をよく見極めていくと、
普通のプレイヤーは、ある特定のタイミングで呼吸をする、
つまり、フレーズをいったんきって隙間をあけるタイミングが見えてきます!

その特定のタイミングとは、
「4小節ごとの区切りのタイミング!」

もちろん全ての4小節の区切りで呼吸するわけではないし、
達人になればなるほど呼吸は長くなるし、
そのきり方が自然すぎて、気づかないくらいになります。

が、やはり多くのプレイヤーは
4小節の区切り目の手前でいったんフレーズをきることが多いです!


この特性を知っていれば、
自分がバッキング(伴奏)に回っている時に、
ソリストの呼吸を読んで、フィルインを入れたり、
盛りあげたりといったアドリブでの会話がしやすくなります!

いいバッキングになるための条件の一つは、
ソリストの呼吸を読んであげること!

これだったのです。

これから少し意識して色々な音楽を聴いてみてくださいね。

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アンサンブルはソリストが王様!6~ソリストVSサックス

ソリストが大様シリーズ第6弾!
今回はソリストとサックスプレイヤーの立ち位置について解説します。

基本的に単音楽器で、リードをとるために生まれてきたようなサックス。

管楽器が別のソリストがいた場合に、
どういったアプローチをすれば、いいバッキングになるのかというと、

その答えは簡単!

「サックスプレイヤーがソリストのバッキングをするときは、
 1音量を絶対にソリストの半分以下にすることと、フレーズの隙間を読むこと!」

サックスというのは、
楽器の中でも一番声に近いといわれることもあります。

サックスに限らず、
管楽器全般というのは、それこそ歌を歌うように、
人間が息を吹き込んで音を鳴らす訳ですから、
考えてみれば当たり前かもしれません。

が、これをアンサンブルの視点から見てみると、

「音色の時点で存在感が際立ってしまうということ!」

そう、あまりに音色が深く、太いために、
他の弦楽器や鍵盤楽器と比べると、
その音色だけで、アンサンブルの中で目立ってしまうのです!

なので、ソロをとる時は問題ないのですが、
誰か他の楽器プレイヤーがソロをとっているバックで
何かを入れようとすると、かなり音量とタイミングに気を付けないと、
ソリストを食ってしまうことになります。

なので、イメージとしては、
「ソリストの音量の半分くらいを常に意識すること」

弦楽器などだと、7,8割位の音量を意識すると
ちょうど邪魔をせず溶け合うのですが、
サックスなど管楽器はもっと小さくしないとバランスが取れません!

本当に半分位、自分では小さすぎるんじゃないかな!?
位の音量でアンサンブル的にはちょうどいい感じのバッキングになっています。

また、そのバッキングを入れるタイミングも重要。

やはり、ソリストと被ってしまうと音色的に勝ってしまうので、
ソリストの呼吸を読み、フレーズの隙間に
上手くオブリガート(合いの手)を入れなければいけません。

ソリストの半分くらいの音量と、フレーズの隙間の読み!

この二つが揃った時、
リード専門のサックスもバンドの厚みをサポートできる
最高のバッキング楽器となれるのです。

サックスプレイヤーの方は意識してみてくださいね。

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アンサンブルはソリストが王様!5~ソリストVSドラム

ソリストが王様シリーズ第5弾!

今回はドラムの立場から見た、
ソリストとの付き合い方について、
バンドアンサンブルの視点から解説していきます。

コードがない分、
第2の指揮者と呼ばれるくらい
バンドに対して影響力のあるドラム。

ソリストのどんなところに気を付けて演奏すれば、
素晴らしいアンサンブルが作れるのでしょうか!?

答えからガツンと行きましょう!

「ドラマーはソリストの音量と隙間に常に意識を配りましょう!」

以前のこのブログ記事にも書いたように、
ドラムというのは一番音の大きな楽器。

なので、ソリストが盛り上がりたい!
という意思を見せたら、素早く反応して盛り上げなければいけません。

また、ソリストよりも大きい音で演奏してしまうと、
大様のソリストを掻き消してしまうので、
アンサンブルとしては最低!

なので、やはりソリストの音量に気を配る必要があるのです。

で、これだけでは片手落ち。

音量だけではまだまだソリストの気持ちを完全に汲むことはできません。

他に、「フレーズの隙間」に意識を配ります!

なぜかというと、
まずフレーズの隙間が多い場合は、
この隙間を狙ってフィルインを入れてあげると
コミュニケーション的に、そしてアンサンブル的にまとまったサウンドになります。

なので、隙間は反応のチャンス!という訳です。

さらに、大抵のソリストは、
盛りあがってくると音数が増えて隙間が少なくなっていきます。

つまり、音量だけではなくて、
フレーズの隙間の空き具合を感じることによっても
ソリストの盛り上がりの意思を感じることができるのです!

これがちゃんと聞こえるようになったら、
ジワジワ盛り上げるようなタイプのソリストにも、
いきなり盛り上げて驚きのストーリー展開が得意なソリストにも
そつなく対応することができるようになります!

「ドラマーは音量とフレーズの隙間に気を配る!」

これを肝に銘じてアンサンブルしてみてくださいね。

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アンサンブルはソリストが王様!4~ソリストVSベース

ソリストが大様シリーズ第4弾!

今回はソリストに対するベーシストの視点から、
どういうバッキングアプローチをすればアンサンブルが良くなるのか!?

について解説いたします。

まず基本のおさらいですが、
ソロをとっている人、つまりソリストが
オーケストラでいう指揮者の役割。
(詳しくはこちらの記事参照)

セッションではソリストに合わせて
周りが即興で伴奏を付けていくわけです。

もちろん今回のテーマであるベーシストも
例外なく、ソリストに対して伴奏を付けていきます。

ただ、ベーシスト的に一つだけ忘れてはいけないポイントがあります!

それは、「ソリストの呼吸を読んであげること」

こう書くと、なにか奥義の様な感じで、とっても難しそうですね。
でも、理屈としては簡単です。

ベースは音域的に
まずボーカルやギター、管楽器といったリード楽器と
被ることはありません。

が、被らないからこそベーシストが陥ってしまう問題があります。

それは、弾き過ぎてもそれなりに大丈夫に聞こえてしまう!
という大問題。

音域的、音圧的にはベースは結構弾きまくっても、
アンサンブルを崩さない感じがします。

でも、ソリストにとってはこれをやられると、
とっても迷惑なのです!

感覚としては、
フレーズの切れ目で呼吸をしようとしているのに、
ずっと潜水させられているような感じ!

つまり、低音がずっと詰まっているので、
ソロを止めることが、感覚的に難しく、せわしないソロになってしまうのです。

ここでさっきお伝えしたコツがベーシストに必要になります!

基本、低音域でグルーヴを作っておいて、
ソリストのフレーズの切れ目を狙ってフィルインを入れてあげるのです。

そういう意味で、ソリストの呼吸を読むことが重要になるのです。

ソリストのフレーズの切れ目に、フィルインを入れてあげると、
アンサンブルとしても、お互いの人間関係においても、(笑)
いい感じのサウンドになるでしょう!

ベーシストは空気を読める人になりましょう!!

是非心がけてみてくださいね。

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