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斉藤彰広
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グルーヴのコツ10~はじめの音を合わせる!

さて、このアンサンブル的視点から
グルーヴのコツをお伝えするシリーズもすでに10回目!

今回も、言われれば確かに!だけど、
普段全然意識していなかったようなグルーヴのコツを伝授いたします!

グルーヴの特徴として、
「はじめは合わないけど、ずっと演奏しているとだんだんあってきて気持ちよくなる」
というものがあります。

よく、バンドのリズム隊(ドラム&ベース)のパート練習で、
延々と20分位、ずっと同じリズムパターンを演奏し続ける、
というスパルタな練習法が昔から取りざたされてきました!
(チャレンジしたことある人いますか!?)

正直、あまり効率のいい練習とは言えまえんが、
これはこれで一理ある練習だったのです。

なぜなら、先ほども書いた通り、
「グルーヴは続けるとだんだん合ってくる性質を持っているから」

そう、続けていれば必ずリズムは合ってきて、グルーヴし出すのです!
そして、その感覚を掴むためにずっと同じリズムを刻み続けるのは
それはそれで意味があったのです。

でも、ちょっと考えてみてください。
どうせ段々合ってくるのなら、始めから合わせたい!
と思うのが人情というものではないでしょうか!?

そう、これが今回のグルーヴのコツです。

上手いメンバーになればなるほど、
リズムの出音の一発目からバッチリ合っていて、グルーヴし出します!

これは、別に才能があるからとか、超能力があるからとか、
そういう先天的なものからきた能力ではありません。

単純に
「最初の一音を合わせることが、
 始めからグルーヴさせるのにとっても大事なことを知っている!」

からそうなるだけなのです。

でも、多くの人は、
カウントを適当に聞き流し、
そのままの惰性でリズムにノリ始めてしまいます。

だから、グルーヴし出すのに時間がかかってしまうのです。

是非とも、しっかりカウント重視でセッションをスタートし、
何よりも「はじめの一音をバンド全体でしっかり合わせる!」

ということに意識を集中してみてくださいね。

これが最初からグルーヴするための最大のコツです!

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