グルーヴのコツ11~リズムを大きくとる!
さて、バンドアンサンブルの視点から
バンド全体をグルーヴさせるコツを解説してきたこのシリーズも11回目。
リズムやグルーヴに対して、
強い興味や、時にはコンプレックスをもったプレイヤーが
非常に多いようなので、ガンガンコツをご紹介して、
少しでもお役に立てれば幸い。
そんなわけで、今回は今までのシリーズのまとめ的な内容です。
今までの内容は、大きく捉えると、
「リズムを細かく分解して、機械的な正確さを求めるんじゃなくて、
大きくとって、人間的なズレを逆にグルーヴさせよう!」
というコンセプトを、様々な具体的なコツで解説してきていたのでした!
そして、これはもちろん全てのパートに言えるグルーヴのコツです。
ところが、この「大きくとるリズム」を
一番意識しなければいけないのに、
一番実践しずらいパートというのも存在します。
そのパートとは、「ドラム&ベースのリズム隊!」
なぜかというと、
「リズム隊は常に細かくリズムを刻んでいることが多いから」です。
ドラムならば、ハイハットが常にリズムを刻んでいます。
ベースならば、常にリフやルートの音を刻んでいます。
なので、リズム隊にのっていれば大きいリズムをとりやすい
フロント楽器陣と比べて、
かなり細かいリズムに意識が行きやすいパートなのです。
でも、やはりバンド全体で大きなリズムを共有するのが大事!
そこで、リズム隊向けのグルーヴのコツがあります。
それは、「フロント陣のアドリブメロディを良く聞くこと!」
フロントのメンバーは、割と自由に大きくリズムをとっていることが多いです。
さらに、その感覚の上でソロをとっています。
なので、逆にリズム隊はそのメロディを良く聞きながら
リズムを刻むと、自然と大きなリズムでプレイすることが可能です!
やはり、セッション=コミュニケーション。
お互いをよく聞くことが、グルーヴにおいても最大のコツなのでした。
リズム隊の人は、是非参考にしてみてくださいね。
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