【アンサンブル】音域がぶつかる楽器とは?2~超高音域【対処編】
毎回バンドアンサンブルの視点から、セッションのコツをお伝えしているこのブログ。
今回は前回の続き、
「音域がぶつかる楽器」シリーズを展開していきます!
第2回は【超高音域】の楽器の、
アドリブセッション時のぶつかり対処法を解説します。
役割分担をして、全体のサウンドを作り上げていくバンドアンサンブル。
まずは【超高音域】に分類される楽器たちを挙げていきます。
1 ドラムのクラッシュシンバル
2 女性ボーカルのファルセット
3 ピアノの中心のドから大体3オクターブ上以上の音域
4 ソプラノサックスのオクターブキー使用以上の音域
5 トランペットの超ハイノート
などなど、この辺りが代表的。
「理論的にはあっているのに、なぜかかっこよく聞こえない…。」
「自分の音がよく聞こえない…。」
「なんとなく演奏しづらい…。」
などの症状が出た時は、
まずこの音域のかぶっている楽器同士がぶつかっている可能性が高いです。
そして、そんな時の対処法なのですが、
1 演奏を止める!
2 音域を下げる!
3 ソリストの合間に合いの手として入れる!
といったあたりが挙げられます。
まず、一番大事な考え方なのですが、
【ぶつかったり違和感があったら演奏を止める!】
これがセッションで真っ先に必要な判断になります。
アドリブと言うと、どうしても何か演奏しなければいけない!
という強迫観念が先に出てしまい、
ぶつかりまくっているのに気付かず
ガンガン音を出しまくってしまう人が後を絶ちません。
まずはちょっと勇気を持って、演奏を止める!
これが実は一番大事な考え方です。
その判断が落ち着いてできるうえで、
その他の選択肢を選ぶことも可能になります。
2つ目のはまさにシンプルで、
アンサンブルの中の超高音域でぶつかっているのですから、
その音域を変えて上げてしまえばいいのです。
超高音域はさらに上げることは物理上不可能なので、
下げてしまえばいいのです。
そうすると、音域がバラけて、
アンサンブルとしてもとてもバランスがよくなります。
また、最後の選択肢は「合いの手」
音域が下も詰まっていて、
変えられない時は、リズムを工夫してあげます。
基本的にソロを取っている人が主役なので、
そのリードメロディをよく聞きながら、
音が切れる瞬間に合いの手として音を入れて上げます。
そうすると、当たり前ですが、
絶対にぶつかることはありません。
以上、超高音楽器特有のぶつかり対処法でした。
担当楽器が当てはまった方は、
是非参考にして、楽しく気持ちいい
アドリブアンサンブルを展開してくださいね!
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