【アンサンブル】音域がぶつかる楽器とは?4~高音域【対処編】
毎回バンドアンサンブルの視点から、セッションのコツをお伝えしているこのブログ。
今回は「音域がぶつかる楽器」シリーズ第4弾!
【高音域楽器のぶつかり対処編】をお送りします。
役割分担のバンドアンサンブル。
そして、アドリブでの音の会話。
そんな自由な空間では、
場合によってはぶつかってしまうこともあります。
まずは前回の復習として、
【高音域】に分類される楽器たちを挙げていきます。
1 ドラムのライドシンバル、ハイハットシンバル
2 男性ボーカルのファルセット
3 ピアノの中心のドから大体2オクターブ上辺りの音域
4 アルトサックスのオクターブキー使用時の音域
5 トランペットの音域
6 ギターのハイフレットの音域
7 ブルースハープ、クロマチックハープの音域
これらの楽器が同時にアドリブでアンサンブルした時に、
「理論的にはあっているのに、なぜかかっこよく聞こえない…。」
「自分の音がよく聞こえない…。」
「なんとなく演奏しづらい…。」
などの症状が出た時は、
かなりの確率で音がぶつかっています。
そしてそんな時の対処法をまとめてご紹介!
1 音を出すのを止める!
2 音量を落とす!
3 音域を下げる!
4 ユニゾンする!
まず、一番確実なのにほとんどの人ができない対処法が、
1の音出しを止めるです。
これは勇気を持って演奏を止めてしまうことを指します!
特に高音域は、
担当できる楽器が意外と多いので混戦しがち。
逆に言うと、あなた一人が抜けても、
十分担当者がいる場合も多いのです。
一歩引いて、アンサンブル全体の中で
足りないところを逃げてあげるのも
セッション上級者への必要な道です!
そして、逃げるとすれば、
やはり音域を下げて中域に言ってあげるのが王道でしょう。
でも、中域もやはり担当する楽器が多いので、
注意が必要。
常に、音を止める手もある!
という意識を持って判断することが大事です。
さらに、音量を下げてしまえば、
当たり前ですが、音程的にぶつかっていても
ほとんど気になりません。
完全にバックグラウンドに回ってあげる
気持ちになると、この音量を下げる!
というのも、アドリブアンサンブル上
素晴らしいサウンドになることが多いです!
さらに、これは一番高度な対処法ですが、
メインのメロディやリフなどがあれば、
そこにユニゾンしてしまう!
という方法です。
特に、リズムが原因でぶつかることが多いバンドアンサンブル。
そういう時は、
何か一番重要なパートのリズムに
ユニゾンで寄って行ってあげると、
ぶつかりが解消することも多いです。
なんにせよ、
高音域の楽器たちは、
ぶつかると目立つけど、
逃げ場所は少ない!
というアンサンブル的ジレンマとの戦い。
(おおげさ 笑)
是非、上記参考にしていただいて、
様々なオリジナルの対処法を見つけていってくださいね。
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