【アンサンブル】ベースソロの時のバッキング対処法~ドラム編その3

毎回セッション的視点から、バンドアンサンブルのコツをお伝えしているこのブログ。

今回も前回に続いて、
「ベースソロの時のバッキング対処法~ドラム編」
をお送りします。

第一弾で「とりあえず音量を落とす!」
第二弾の「ソリストの歌を聴く」

という2大ポイントをお伝えしましたので、
今回はいよいよ実践編!

参りましょう!

今までの記事を読んでない方は

まずこちらの大事なポイント確認しましょう!

ベースソロの時のバッキング対処法~ドラム編
ベースソロの時のバッキング対処法~ドラム編その2

冒頭でもお伝えしたとおり、

まずベースソロでドラムが気を付けなければいけないのは

上の二つの記事で書かれている

【最高潮も含めて全体音量を落とす】
【ソリストの歌を聴く】

という二点!


そしてそれを踏まえた上で
演奏に大事になってくるのは

【弾き気をなくす!】ということ


これはFTJSがコミュニケーションに
主軸をおいているからこそ
色んな場面で登場します。

「何かカッコいいことしなきゃ!」
「あのフレーズ使ってみんなをアッと言わせてやろう!」

などの
自分の世界に入っていくような
自分中心の弾きたい気持ちを
「弾き気」と言っています。

これが強いと
まず第一に
コミュニケーションにならないし、

意外にも、
この発想で
なんか凄いフレーズを盛り込んでも

ソロでもバッキングでも
カッコよくならないのです。

そんなことからも
【弾き気をなくす!】ということ


を心がけてください。

大事なのは
【ストーリー展開】です。

では、具体的にどうやっていくか解説します。


まずはハイハット刻みのみ
ORフットハイハットのみ
OR 潔く演奏をやめる!(心でカウントは必ずし続ける)

音量を落としてプレイするのは、実は初心者には高難度!

ならば、鳴らすものを
ハイハットだけに減らしてしまえばいいのです。
相当音量は小さくなります。


4小節ごと、コードの変わり目、コーラスごとなど
ガイドとして頭のクラッシュや最後のフィルインを入れてガイドする!

ドラムも演奏を控えめにし、
ベースもソリストになってしまうと、
急にリズム隊の存在が薄れてしまいます。

初心者のセッションでは、
リズム隊の誰かがソロをとると
今何小節目の何拍目を演奏しているのかが
わからなくなる現象
いわゆる「ロスト」の
発生率が非常に高まります。

ベースがソロをしている時も
ドラムは今何小節目の何拍目を演奏しているのかを
周りのメンバーに分かりやすく伝えてあげてください。

もちろん音量には細心の注意を配ってくださいね。

盛り上げのストーリーは音量よりは
音数や音の高低でつくる!

ソロが熱くなってくると、どうしてもバックも熱が入り
音が大きくなってしまうもの。
これ自体は悪いことではありませんが、
ベースソロという特殊な場合は
最高潮も大音量にはなりません。
無音~中音量までです。

小さい音で、なおかつ
微妙な音量変化を付けるのは
初心者にはウルトラC難度!

なので、ストーリーの盛り上げは
別の発想で行っていく必要があるのです!

他にも、
上達すればいろいろ発見があると思いますが、
まずはこれらのポイントを
おさえてください!

ここでおさらい
【最高潮も含めて全体音量を落とす】
【ソリストの歌を聴く】
【弾き気をなくす!】
【ストーリー展開】

まとめると

究極に引き算する発想!

あくまでも一例ですが、

ベースソロが始まり
頭にとりあえずクラッシュを入れたら

まずは何も叩かない!心でカウント
(4小節ごと等に優しくクラッシュ)

ハイハット刻みを加える

ハット刻みをライドに変える

クローズドリムショットを足す

もうこれだけで4段階の盛り上げストーリーが作れます!
「どれだけ盛り上げられるか?」よりも
「どれだけ盛り下げたところか始められるか?」

この発想が大事になってくるのです。

それが今回のポイント

【弾き気をなくす】

となるわけですね。

ストーリー展開の秘訣です!

これを軸にベースソロを最大限に引き出せる
自分なりのドラミングを考えましょう!

これはベースソロ時以外にも応用できます。
そんなストーリー展開を意識した、
レッスンもFTJSでは行っております。

「起・承・転・結セッション」などの
課題セッションがそうです。


また、
ちょうど、そのレッスンを
行っているときの様子を
レポートした記事を書いたので
この記事で
初めてFTJSを知ったという方のために
ご紹介しておきます。

【セッションレポート】今回からレポートを担当します!


なんにせよ、
みなさんの
音での楽しいコミュニケーション
を応援しています!

今回はこの辺で!

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【アンサンブル】ベースソロの時のバッキング対処法~ドラム編その2

毎回セッション的視点から、バンドアンサンブルのコツをお伝えしているこのブログ。

今回も前回に続いて、
「ベースソロの時のバッキング対処法~ドラム編」
をお送りします。

第一回で「とりあえず音量を落とす!」という答えを出しましたが、
第二弾の今回も大事なポイントを紹介していきます!

まずは今回もやはり結論から。

ドラムが次にやるべきことは

「ソリストの歌をよく聴く!」です。

もちろん今回のソリスト(=主役)は
ベースのことです。

歌はベースソロなので
ベースの弾くメロディですね。


これは前回の結論

最高潮も含めて全体音量を落とす!」と

対を成す大事なポイントだと
覚えておいて下さい。

バッキングサイドは
脇役であり演出家です。

・音量が大きすぎれば、ソリストが聴こえません。
・主役が聴こえなければ、名演出は出来ません。

逆に
・ソリストを聴いていれば、自然と音量を抑えます。
・演出は、主役に合わせて行ってください。

ソリストが聴こえる範囲内で
音量のコントロールをするのです。

そういったわけで、
「ソリストの歌をよく聴く!」
これが非常に大事になってくるわけです。


「最高潮も含めて全体音量を落とす!」
「ソリストの歌をよく聴く!」

この二点はベースソロの時だからこそ
顕著に要求されますが、
このポイントを普段から意識できるようになってくると

「お!あのドラムなかなかデキルな!」
なんて、セッションの場で人気者になれます。

ベースソロタイムは
ドラムにとっても腕を上げるいい機会といえます!


そして、いよいよ次回は
ベースソロ時の
具体的なドラムの演出方法を解説して行きます。

それではこの辺で!

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【アンサンブル】ベースソロの時のバッキング対処法~ドラム編

毎回セッション的視点から、バンドアンサンブルのコツをお伝えしているこのブログ。

今回から、新シリーズ「ベースソロの時のバッキング対処法」をお送りします。

第一弾はドラム!
普段はリズム隊としてベースとタッグを組むドラム。

ベースがソリストとして一人スポットがあてられたとき、
たった一人でリズムを支えるドラムの注意点を解説します!

結論から述べてしまうと

ベースソロの時、
ドラムが一番気を付けることは

「最高潮も含めて全体音量を落とす」

ということがもっとも大事!!


ドラムはアンサンブルにおいて

「バンド全体の音量を決める!」

という重要な役割があります。
(詳しい解説はこちら

ドラムは小さな音から大きな音まで
幅広く音量を操作できます。

一方ベースは
・低音域から中音域までと音域が狭い
・音量の変化も付けづらい
・総じて音が他の楽器に埋もれやすい

という特徴があり、

楽器やらない人から見たら
「バンドやるときに
ジャンケンで負けた人がやる地味な楽器」
という非常にかわいそうな
レッテルが貼られていたりするくらい

ソリストのように花形を担当するには
不向きな楽器といえます!

(アンサンブルにおいては最重要的役割なんですけどね…
本来のベースの役割はこちらで解説)

そんなベースがソロをとるのですから、
ドラムが大音量でリズムをきってしまっては
完全に立場逆転。

見てる人にとっては、
今誰が主役なのかまったく分からない…

演劇に例えてしまえば、

ふだん物静かな子(=ベース)にスポットが当たり
このときばかりは主役を与えられています!

普段から声の大きな
ガキ大将(=ドラム)がしゃしゃり出ては
演劇は台無し。
ここは押し黙って
ガキ大将としての
懐の広さを見せなくてはなりませんね。

主役がいて
バックの人たちがドラマチックな演出をしてこそ
最高のドラマが生まれます!

聞いてる側もやってる側もみんな楽しめる。

そんなセッションを作り上げるためにも

ベースソロの時、ドラムはまず

「最高潮も含めて全体音量を落とす」

ということがもっとも大事!!なのです。

具体的にドラムがどう演出して行くのかは
またの機会に解説して行きます。

今回はこの辺で!

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