ジャムセッション専門の音楽教室

ミーレドーレーミッミッミー レッレッレー ミッソッソー

突然ですが、このフレーズみなさんご存知ですが、
そう、演奏してみると分かりますが、
「メリーさんの羊」です。

僕は「おー風呂でキュッキュッキュー」を思い出しますが…

こんにちは
FTJS!インストラクターの畠山です。
今日はこのフレーズから誕生した
まさに「楽器での会話」を
絵に描いたようなセッションの話をしていきます。

2月の第二週は
日曜日にはセッションスタンダードと呼ばれているような
名曲でセッションする「スタンダード講座」があり、

祝日には
楽器での会話のマナーや楽しさをお伝えする
初心者講座のレベル１と２を開催しました。

そして、そのどちらの講座にもくっつく形で
「遊ぼうセッション」という講座生限定の
お遊びセッションイベントがありました。

読んで字の如く

遊ぶセッションです。
ただ遊ぶのではなく
「楽器での会話を楽しむ」遊びです。
「綺麗にカッコよく」弾くことよりも
「メンバーと楽しく」弾くことを楽しむ。
そんなイベントです。

○○講座が、僕らFTJS!という教室の授業であれば、
遊ぼうセッションは課外活動的なイメージ。

そんなイメージから
「～楽しさ追求倶楽部～」という副題がついています。
（今月からです(笑)）

それと言うのも、
僕らの教室には

数ヶ月前に楽器を始めた楽器初心者から
弾き続けて30年越えなどの超ベテランまで

これからの時代を背負う10代の若者から
今ある時代を作り上げてくれた60代の御身まで

そして
シンプルなセッションで会話方法を学んでいる初級生から
いとしのエリーなどの長尺で複雑な構成の曲で
アツいアドリブを楽しんでいる上級生まで

老若男女問わず様々なライフスタイルの方々に通って頂いています。

そんな方々に交流の場として楽しんでいただくには、
難しい曲ではハードルが上がるし、
簡単すぎるだけでは単調になってしまいます。

そこで僕らは様々なネタを毎回考えて皆さんに遊んでもらっています！！

しかしながら
今月から副題もつき心機一転ネタ模索中です！！ドーン！(笑)

というわけで、
日曜日も祝日も参加してくれたかたへのヒアリングからスタート

「セッションで一番楽しいと感じられる瞬間はどんな時ですか？」

さまざまな意見が出た中

一番多かったのは

「何か演奏した時に誰かからの反応が得られた時」という意見が多かったです！！

おお！まさに「楽器での会話」の瞬間ですね♪

日曜日には合いの手セッションと言うのをやってみました！
そして、終わりにい次回リクエストを聞いてみるとにある生徒さんから
「以前やってた、有名フレーズを入れるやつ楽しかったです。」というご意見が！

そう、僕らのセッションでは
「正露○」のCMフレーズなどを取り入れた
セッションしていた時期があるのですね。
アドリブの終わりにそれをみんなで演奏するだけなんですが、
何故か一体感が生まれるっていう(笑)

その貴重な意見が頭から離れずに
僕は帰りに自転車に乗りながら考えました…

「有名フレーズがあって……反応が楽しくて……
腹痛があって……正露○飲んで……そうかわかったぞ！！」

てな具合で翌朝

僕「さかしたさーん（僕の先輩インストラクターです）、
今日の遊ぼうセッション『いきなり有名フレーズ』ってどうですかね？」

-概要説明-

SS（さかしたせんぱいの略）「……いいとおもいます……」
（基本無口なポーカーフェイス。でも心で笑顔になったのを僕は知っています。）

というわけで、祝日遊ぼうセッションでは
「いきなり有名フレーズ」セッションを試してみました。

しかし、なんだかとっても難しい…(笑)
やはり腹痛と正露○の因果関係から発想したのは無理があったか…

そこで、ギリギリ開催できる人数で参加者が少なかったので、
参加者の皆さんにもご協力とご意見を頂きながら
ブラッシュアップ開始！！

そんな開発メンバーのみなさん。
「メリーさんの羊っぽいポーズってどんなだ？」と自問自答して
何故か背面弾きポーズになった真ん中の彼に乗っかって
思い思いにポーズをとる面々
ここにもセッション的なアドリブ要素が(笑)

沢山の失敗セッションを楽しみながら1つの形が完成しました。

・バッキングはワンコードで4小節のソロ回し。
・ソロ中に任意で【メリーさんの羊】のメロディを入れる！
（ミーレドーレーミッミッミー）
・反応してみんなで後半を合わせる！ドラムもリズムでノル！
（レッレッレー ミッソッソー）

ルールはただこれだけ！しかしこれがとんでもなく面白い！

普通のソロからいきなり「ミーレドーレーミッミッミー」と来るもんだから
即座に反応しなければいけない(笑)
仕掛ける側も「いつこれ仕掛けようかな？」と考え、
反応する側も「いつくるかな？」と身構え
なんともスリリングで愉快なセッションとなりました♪

文面で書くと何ともふざけているように見えますが、
実はこのセッションには、
セッションで必要な大真面目な要素がふんだんに盛り込まれています。

・こう来たらこう返すというお決まりの返しかたがある
→仕掛けやすく、反応しやすいフレーズが身に着く
・いつ来るかわからないので【相手の音】に集中する力が身に着く
・いつ来るのかと予測する力が身に着く
・来たら普通の演奏から即座に反応するので反射力が身に着く
・メンバーとリズムやフレーズを合わせる一体感を得られる

…そうなのです、
このセッションには
【普通のアドリブ時も楽器での会話を通して
1人では到達できないバンド全体の
最大級のクライマックスを作り上げるセッション力】
を身につける要素が備わっているのです。

という言うわけで、
今後はこのセッションを「遊ぼうセッション」に取り入れていきます！(笑)
参加者の皆さんお楽しみに！

最後に女性ベーシストが緊張を和らげるために突然発した
「心はひとつ！」という指で天を指すポーズに
反応し、「シャッターチャンス！！」としてみんなで拝借した一枚です。

愉快な仲間と日々に感謝！

（記事：畠山ハットボーイ勇一）