アドリブでメジャースケールを使う時の注意点!
さて、今回で4回目の「知っとけ理論講座」。
ジャム初心者が、アドリブ入門する際に知っておくと便利な音楽理論や知識を、
余すところなく紹介していくのが、このブログのコンセプト。
というわけで、前回で「スケール(音階)」についてひと段落したので、
今回はその延長として、ちょっとコラム的な知識を一つ。
前回までで5音スケール(ペンタトニックスケール)まで紹介したのですが、
そこに2音足して7音のかたまりにすると、
皆さんご存じの「メジャースケール」になります。
幼稚園の時散々歌ったであろうドレミの歌に出てくるあれです、あれ。
ドレミファソラシド~♪
音感がなくても、音楽に詳しくなくても、
音楽の授業を一通りこなすと、だれでもこのスケールの存在は知っているはず。
それだけ基礎的なスケールなことは間違いありません!
ぶっちゃけて、メジャースケールを深く、ふかーく理解すると、
それだけで、市販の音楽理論書の大半を読破したことと同じになってしまいます!
その位、超基礎にして、応用のきくスケールなのですが、
アドリブに使おうとすると、初心者にとって、大きな壁が立ちはだかります。
その壁とはズバリ!「ファとシの音が癖のある奴で使いずらい!」
というもの。
前回までの5音スケール(ペンタトニックスケール)で、
ドレミソラまで音を絞る方法を紹介しました。
なぜ5音までで止めたのかというと、
まさに「癖がなくて使いやすいから!」
この5音までなら、多くのコード進行に当てはめても、
それなりにメロディになりやすく、コードとぶつかりずらいのです。
ところが、残りのファとシの音は癖のかたまり!
試しに、ドレミファ~♪と弾いて、
ファのところで音を伸ばしてみてください。
思わず「ソに行けよ!」と突っ込みたくなりませんか?(笑)
そして、そのまま上がっていって、
ソラシ~♪と弾いて、またシのところで音を伸ばしてみてください。
やはり、思わず「ドに落ちつけよ!」と突っ込みたくなりませんか?(くどい? 爆)
そう、実はファとシの音は、
そこでは終われない、必ず次の音へ落ち着かせないと、
不安的で気持ち悪い感じがしてしまう音なのです。
逆に言うと、そういう不安定さがメロディをより味わい深くしたりするのですが、
初心者にはまだ関係ありません。
まずは省いてしまった方が、素直にアドリブがしやすくなるでしょう!
というわけで
、アドリブでメジャースケールを使う時は、
癖のあるファとシの音に要注意すること!
そして、ジャム初心者ならば、思い切って省き、5音スケールにしてしまうこと!!
これがメジャースケール攻略の近道なのです!!!
というわけで、今回はこの辺で。
次回からはコード(和音)の話に少しづつ入っていこうと思っています。
引き続きよろしくお願いします!
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