ジャム初心者は「スリーコード」を覚えるだけでOK!
さて、いつもは火曜日を中心に更新しているこの「しっとけジャム」ですが、
今回は特別に土曜更新。
実は7月の頭に、
「ジャムセッション講座」の「長野県松本市」での開催が決定したため、
担当がそちらの準備の関係で今週だけ土曜更新なのです。
(長野県周辺のジャムデビューしたい超初心者はこちらをクリック!)
でも、そんなことは関係なく今回もジャム初心者に向けて、
ガンガンわかりやすく音楽理論を解説していきます!
前回までは「初心者が覚えなくていいコード理論」をまとめていたのですが、
今回から「初心者がこれだけは覚えるとジャムデビューできるコード理論」
に移っていきます。
まずは必要のないものを明らかにして、
それから最低限必要なものを理解した方が、
全体像が見えて、より頭に入りやすいからです!
という訳で、前置きはこのくらいにして、本題に入ります。
コード(和音)の理論について、
今までに「盛りあがりコード」と「落ち着きコード」しかないよ!
という解説をしたと思います。
(まだ読んでいない人は
落ち着きコードと盛り上がりコードができる理由!?を参照)
そして、この落ち着きと盛り上がりを最低限のコードで表現しようとすると、
いわゆる『3コード』という知識が必要になってきます。
『3コード』とは読んで字のごとく3つのコードのこと。
これがなぜ盛り上がりと落ち着きを表現するのか?
の理由についても、落ち着きコードと盛り上がりコードができる理由!?
にて解説してます。
今回ご紹介したいのは、その3コードはどう覚えればいいのか!?
ということ。
ジャムセッションでは、アドリブで演奏していくため、
しばしば「曲のキー」というのが重要になってきます。
このキーとは、落ち着きコードがなんなのか?
を決定するための重要な情報です。
たとえば、「キーAで!」なんて言われたら、
とりあえずAのメジャースケールでアドリブすれば音は外れないし、
最後のエンディングでAコードをジャーン!
と鳴らせば、無事セッションを終えることができます。
初心者が無難にセッションに参加するには必須の情報なのです。
さらに、そのキーが決まれば、3コードも決まってしまいます。
3コードというのは各キーの「ドミソ」「ファラド」「ソシレ」
でできる3つのコードのことを言います。
これだと何のこっちゃの人も多いと思いますので、補足します。
とりあえずロックなセッションが中心なら、
キーEのスリーコード「E、A、B」
キーAのスリーコード「A、D,E」
とりあえず管楽器の人が多いジャズ等のセッションが中心なら、
キーFのスリーコード「F、B♭、C」
キーB♭のスリーコード「B♭、E♭、F」
の二つずつを丸暗記してしまってください!
ぶっちゃけた話、
上記の4つのキーはフリーなセッションでよくつかわれるキーです。
この4つを知っているだけで、
とりあえず「本当に初心者向け」のセッションなら困らないと思います。
(逆に、これ以外のキーや曲を言われたら、潔く断りましょう! 笑)
もちろん、最終的には全てのキーに対応できるようになる必要がありますが、
そんなこといってたら、いつまでたってもジャムデビューできない!
という訳で、最低この4つのキーの3コードを暗記してみてください。
これくらいなら、誰でも一日あれば覚えられると思います。
ちなみに、この3コードはそれぞれ「1,4,5」
なんて数字で名前が付けられて呼ばれることもあります。
まぁ、「1,4,5がスリーコードなんだ!」
と、今の段階では軽く認識しておけばOK。
この数字での呼び方の理論はまた後に改めて解説します。
とにかく、絞り込んだ頻出キーの「スリーコード」だけ!
覚えたら、ガンガンジャムりに行ってみましょう!!
まずは飛び込んで楽しむことがジャム上達の一番のコツ。
あなたのジャムデビューをこころより応援しています!!!