メジャースケールだけでマイナーもOK!~平行調ってなに?~
今回は、ちょっとだけめんどくさいけど、
覚えるとセッションの時とっても便利な理論をお伝えします!
またコードの話の延長なのですが、
ソロをとる時にも大いに応用できます!
その名も「平行調」。
ほーら、もう理論アレルギーが出てきたでしょ?(笑)
まぁ、ぶっちゃけ名前はどうでもいいのです。
覚えたくなければ、覚えなくても全然かまいません。
ただ、この「平行調」の仕組みだけでも理解すると、
なんと『メジャーコード一つ覚えると同時にマイナーコードも覚えたことになる!』
という、お勉強嫌いの人には嬉しすぎる理論なのです!!
具体的にどういうことかというと、
例えば、C(ドミソ)というコードがあって、
そこにラを一番下に足してソを抜きます。
すると、Am(ラドミ)というマイナーコードになります。
勘のいい方はお分かりのように、
このCとAmというコードは3つの構成音のうち2つまで一緒!
ということは、響きは明るい暗いで違うけれども、
性質はほとんど同じコードなのです。
これがわかると何ができるのかというと、
1【セッションでAm一発と言われた時に、Cも使っていいことがわかります。】
(注、ただし、ベーシストはしっかりAを押さえてください。)
2【キーAmと言われた時も、キーCと言われた時も
同じCのドレミファソラシド(メジャースケール)で
ソロを対応できることがわかります。】
要するに、CとAmはほとんど同じコードで、
お互いに代用が可能なのです!
この知識があれば、
特別にマイナーコードを覚える必要もなければ、
マイナーのスケールを覚える必要もありません!
もちろん、上級者になれば、その知識も必要ですが、
初心者のうちはこれだけで十分楽しいセッションができます!!
ちなみに、初めに押さえておくべきコードの関係は、
1 C=Am
2 F=Dm
3 G=Em (要するに、全て同じだけ音が離れている。)
この3つくらいがパッと反応できれば、
フリーな初心者セッションの現場でとりあえず困らないでしょう!
覚えることは最小に。
その分、楽しく楽器で会話することに意識を向けていきましょう!!
音楽理論はもう怖くない!?