アドリブはコーラス単位で考える!?
セッションしていると、
必ず会話の中に出てくる「コーラス」という言葉。
普通はママさんコーラスなどに使われる「合唱」という意味が
普通の使われ方だと思います。
ところが、セッションの世界では、
ちょっと違う意味の特殊専門用語になってしまうのです!
では、セッションの世界では、
「コーラス」とはどういう意味になるのかというと、
【それぞれの曲の1番、2番といったくり返しの一まとまりをコーラスと呼ぶ】
歌詞で考えるとわかりやすいのですが、
校歌などは必ず1番、2番とありますよね。
その、1番と2番はコード進行や小節数の尺などは、
まったく同じ。
つまり、歌詞以外は同じ構成が繰り返されているわけです。
セッションでは、このくり返しの部分を全て譜面にすることはありません。
「リードシート」といって、
1番の部分のコード進行とメロディだけを、
簡単にまとめた簡易譜面を使ってセッションをしていきます。
つまり、1番の部分しか譜面はなくても、
それを何回も繰り返して、アドリブすることによって、
セッションが成り立つようにできているのです!
そこで出てくるのが、「コーラス」という考え方。
この1番のまとまりを1コーラスととらえ、
「じゃ、アドリブは2コーラスでまとめるよ!」
なんていう会話に応用されていくわけです。
つまり、セッションの世界では「コーラス」という言葉は、
合唱という意味ではなく、
曲の繰り返しのⅠまとまりを表す単位として使われているのです。
この辺、初心者は必ず戸惑うところなので、
しっかり把握して、セッションに出かけましょうね!