セッション初心者は譜面は読まないようにしよう!?
オタマジャクシいっぱいの譜面を
涼しい顔してバリバリ初見で弾きこなすスーパープレイヤー。
たしかに憧れてしまいますよね!
でも、実は、譜面が読めてしまった方が、
セッション的にはハンディキャップになることもあるのです!
今回はそんなお話。
実は、即興のアドリブで会話をするジャムセッションにおいては、
譜面がない方がいいことが起こる可能性が高くなります。
ちょっと、普段の会話を思い出してみてください。
それこそ、気心のしれた友達と、
カフェや居酒屋で気楽に会話をするときに、
何かガチガチに決まった台本の様な話し方をする人はいないと思います。
その場で出てくる言葉で、自由に意思を伝え合う!
これがフリートークの魅力であり、醍醐味です。
逆に、芝居とか、映画などは、
脚本家によって、きっちり作りこまれた世界観とキャラクター、
そしてその雰囲気にあうセリフがバッチリ決められていた方が、
作品として完成度が上がります。
話をセッションに戻すと、
実はアドリブセッションというのは、
初めに出てきたフリートークの様なものなのです。
逆に、クラシックやバンドスコアで完全コピーを目指すような場合は、
芝居や映画と同じ感じになります。
つまり、譜面ガチガチでプレイすると、
フリートーク、又はアドリブセッションのいいところがなくなってしまうのです!
実際、楽器は凄く上手で、譜面もバリバリ読めるのに、
逆に譜面通りに綺麗に演奏することだけにこだわってしまい、
周りの音が聞こえなくなり、セッションとしては全然面白くないプレイをしてしまう
経験者プレイヤーも多数存在します。
ですから、初心者で読譜ができない!
と思っている人は、むしろ喜ぶべきです!
そういう人の方が、セッションは上達する可能性が高い。
特に、初心者のうちはシンプルなリフや曲を沢山やると思いますので、
「譜面は見るものじゃなくて、あくまでガイド!
なるべく覚えて、周りを聞きながら演奏することを心がける!!」
こんな意識で譜面に当たってもらえると、
これからセッション的に、とってもいいことが起こると思います。
力を抜いてシンプルに音楽を楽しんで行きましょう!