セッション専門用語「モード」とは?
今回は結構よくセッションの現場で聞くけど、
初心者には意味のわからない専門用語特集です。
そして、テーマは「モード」!
意味がよくわからないけど、
本で読んだり、耳にした経験のある人はきっと多いはず。
この言葉をしっとけ理論流に初心者に向けて解説いたします!
とはいっても、まず初めに初心者に知っておいてもらいたい
モードに対する知識があります。
それは「モードなんて初心者にはまったく必要ない知識だ!」
ということ。(笑)
実際、これが詳しくわかったところで、
劇的にセッションが上達することはありません。
でも、知らないよりは知っていた方がいいので、
簡単に説明します。
モードとはいいかえると、音の並び、つまり「スケール」の事です。
ドレミファソラシドのメジャースケールも立派なモードです。
じゃ、なんでわざわざモードなんでややこしい名前を付けるのか?
これは、
例えば、Cのメジャースケールを
コードCの上で演奏したらそのままだけど、
コードDmの上で演奏するとなぜかちょっと暗く聞こえる。
さらに、G7の上で弾くと、なぜか明るいけど少しブルージーに聞こえる。
などなど、
同じスケールでも違うコード、またはベース音の上で演奏すると
違う感じに聞こえる、人間の耳の特性からきています。
同じスケールを使っているのに、
バックの感じで違う風に聞こえるならば、
それらの違うフィーリングにも、ちゃんと名前を付けた方がいいんじゃないのか!?
という、頭のいい学者が考えそうな理由から、
モードという別の名前が付いているのです。
(もちろん、さらに詳しく解説するといろいろ理由はあるのですが、
とりあえず初心者はこのくらいの認識で全然困らないのでご安心を!)
もうお分かりのように、
もともとは一つのスケールだったものを、
バックのコードに合わせてさらに細分化して名前を付けているだけなので、
別に覚える必要はないのです。
だって、もともと一つのスケールですから!
という訳で、
上級者になり、かなり複雑なコード進行の上でアドリブをするような
特殊な状況にならな限り、モードの知識はセッションに必要ありません!
堂々と無視して、
まずは楽しく楽器コミュニケーションを楽しみましょう!!