セッション専門用語コーダルとモーダルってなに?
今回もセッション専門用語特集。
たまにセッションの現場で聞こえる会話の一つ。
「この曲ってコーダルにやる?モーダルにやる?」
初心者には訳のわからない暗号の様な言葉ですが、
これをわかりやすくシンプルに解説します!
まず、コーダルとモーダルのもともとの意味なのですが、
「コーダル」というのはコード進行を意識してプレイする、
「モーダル」というのはキーを意識してプレイする、
という感じになります。
ですので、初心者御用達の、
ペンタトニック一発!とか、メジャースケール一発!
とかでソロをとるのはモーダルな発想と言えます。
逆に、ジャズプレイヤーなどがよくやるのですが、
コード進行に沿ってソロを演奏し、バックの伴奏がなくても、
コード進行が聞こえてしまうようなソロのとり方は
コーダルということができます。
また、コード進行にも同じことが言えます。
例えば、コード一発!というのは、
コード進行がなく、そのキーだけを意識すればいいので「モーダル」。
コード進行が3つ以上あって、コードの響きが多彩な場合は「コーダル」。
つまり、キーだけ意識して作曲したり、ソロをとるとモーダル。
きっちりコード進行を意識して作曲したり、ソロをとるとコーダル。
という話なのです。
さらに突っ込むと、
この知っとけ理論の対象読者である初心者の皆さんは
見事に「モーダルな演奏」をしていることになります!
ここで、さらに結論。
もう、勘のいい方はお分かりのように、
「とりあえずセッション初心者にコーダルかモーダルかの知識はいりません!」
どんな曲であろうが、まずはスケール一発、
問答無用にモーダルな発想で乗り切ればOKです!!
それに慣れたら、多彩なコード進行や、
コード進行に沿ったアドリブソロのとり方を学んでいきましょう。
難しい専門用語は、大抵音楽の本質には関係ないものが多い!
気にせず、楽しむことが最優先事項です!!