アボイドノートとは!?
どんな業界にも、
年月が長くなればなるほど「専門用語」というのが生まれてきます。
音楽の世界ももちろん同様!
一部では業界用語なんて言われ方をする言葉も。
今回は、音楽理論の分野で、
セッションの現場でもたまに聞かれる専門用語「アボイドノート」について
初心者向けにやさしく解説します!
まずアボイド(avoid)というのは英語で「避ける」という意味。
つまり、アボイドノートというのを
その意味通りとれば、「避けるべき音」みたいな感じになります。
で、音楽理論的にもその通りの意味で、
その音を弾いてしまうと外れて聞こえてしまう音をアボイドノートと呼びます。
理論書のスケールなどのページを見ると必ず出ていると思います。
ここまでが、いわゆる普通の解説!
でも実は、結論から言うと、
「セッション初心者はアボイドノートなんて難しい理論は無視して結構!」
上記の説明でも、ちょっと意味がチンプンカンプンだった人もいると思います。
それでOK!
なぜなら、アボイドノートなんて、
あまり気にしすぎてもアドリブにおいては邪魔な知識になるだけだからです。
セッション初心者の皆さんは、
アボイドノートの対応法はこう考えましょう!
「基本的にアボイドノートなんてない!
使ってみて音が外れるようだったら、
その音を伸ばさない、止めない、強調しないことを心がける!!」
実際のセッションでは、アドリブで演奏しているため
いちいちアボイドノートなんて気にしていられません。
また、上手いプレイヤーの演奏をよく聞くと、
アボイドノートなんて腐るほど使われています。
ですので、アボイドノートは使っちゃいけない音ではなく、
「伸ばしたり、止めたり、強調したりしてはいけない音!」
と考えましょう。
しかも、アボイドノートを伸ばしたり、止めたりして
強調すると明らかに耳に違和感があります。
ですので、はっきり「あ、外れた!」とわかると思います。
その時は、すかさず他の音に移行し、
アボイドノートから避ければいいのです!
アボイドノートは弾いちゃいけない音ではなく、
もしその音が強調されそうだったらちょこっと逃げば良いだけの音。
こう考えれば、かなり気楽にアドリブに応用できますね。
初心者はアボイドノートを恐れるな!
これ合言葉です。