音楽専門用語のバップとは?
セッションの現場でよく使われる専門用語。
知っている人には便利かもしれないが、
初心者にはチンプンカンプンな言葉達。
こんな言葉に圧倒されて、
無駄な緊張をしないように、初心者セッションマンに向けて、
今回も優しく用語を解説します。
今回は「バップ」を取り上げます!
「バップ」とは「ビバップ」「bebop」なんて表記されることもあります。
これはもともとはジャズの中でも40年代に生まれた「ビバップ」という
ジャンルにつけられた名前でした。
でも、このビバップというジャンル、
ちょっと特殊な特徴がありまして、
「常にコード進行にそってアドリブをするのが基本!」
という様式をもっていたのです。
ちなみに、チャーリーパーカーという、
サックスプレイヤーがこのビバップ様式を作ったとされています。
基本的には一度に一つの音しか出せないサックス。
でも、このサックスでも何とかコードを表現したい!
という欲求から、メロディを工夫することによって、
まるでコードが鳴っているかのようなラインを創り上げたようです。
なんにせよ、この特徴から、
「ビバップ」というのはジャズの一時代を象徴するジャンル名から、
「常にコード進行に沿ってアドリブすること」という、
アドリブの仕方の名前にも発展していったのです。
「ここはコードが綺麗だから、バップな感じで行こう!」
といったようなやり取りが、
実際のセッションの現場では時たま交わされるので、
焦らないように、しっかり覚えておいてくださいね。