リズムチェンジとグルーヴチェンジの違い!?
今回は似ているんだけど、全然違う意味の言葉特集!
「リズムチェンジ」と「グルーヴチェンジ」
両方ともリズムに関する音楽専門用語なのは間違いありません。
が、この二つを明確に違う意味として認識している人は
意外と少ない!
今回は、そんな誤解しやすい二つの言葉を、
セッション初心者向けにわかりやすく解説していきます!
まず最初に「リズムチェンジ」ですが、
これが第一の誤解を生みやすい言葉。
なんと、この言葉だけで2つの意味を持っているのです!
(詳細はこちらの記事と、こちらの記事を読んでみてください。)
さて、「リズムチェンジ」が把握できたら、
次は「グルーヴチェンジ」です。
「リズムチェンジ」が4ビートや16ビートなどの
リズムの種類を変えることだとしたら、
「グルーヴチェンジ」とは
同じ属性のリズムをチェンジさせること。
この説明だとボンヤリして良く分からないと思いますので、
具体例をあげます。
例えば、
8ビートというのは8分音符が基本になったビートです。
これと16ビートを比べると、この基本のビートが倍の16分音符になっただけなのです。
つまり、8ビート~16ビートへのチェンジならば、
ほとんど基本のビートを変えずにグルーヴだけチェンジさせることができます!
例えば、
シャッフルというのは3連符が基本になったビ―トです。
これとジャズの4ビートを比べると、やはり4ビートも3連符が基本になっています。
つまり、シャッフルと4ビートは基本のビートを変えずにグルーヴだけチェンジできます!
逆に、
8ビートからシャッフルにリズムチェンジすると、
基本のビートの性格がまったく違うので、
かなり劇的なリズムの性格チェンジが起こります。
つまり、「グルーヴチェンジ」とは
基本ビートはそのままに、スムーズに違和感なく
グルーヴだけチェンジすることを指すのです!
微妙な違いですが、
やってみると聴感上かなりの違いを感じます。
特に、セッションの現場では、
アドリブでリズムをチェンジする事が多いので、
やはりスムーズでわかりやすい「グルーヴチェンジ」が多用される傾向にあります。
どちらかというと、リズムチェンジは事前に打ち合わせしておくことが多いと思います。
リズムにはこんな違いも実はあったんだ!
程度に覚えておいてもらえたら、初心者はOK。
セッションで現場を経験すればするほどこの意味は体でわかります。
是非参考にして、ガンガンセッションを楽しんでくださいね。