セッション的ボイシングの基本1~ドロップ2とは?
前回に引き続き、
コードの作り方についての専門用語「ボイシング」について
さらに突っ込んだ、でも初心者でもわかりやすい解説をしていきます!
今回は、ちょっと具体的なコードの作り方のコツについて。
キーワードは「ドロップ2」!
よくコードの「ボイシング」について語る時に、
必ずと言っていいほどこの「ドロップ2」という単語が、
セットで出てきます。
まずはこの「ドロップ2」という言葉自体の意味から解説します。
ドロップ2というのは
要は「コードの2番目の音をオクターブ下げること」
ざっくりいうとこれだけの意味です。
例えば、コードC「ド ミ ソ」という和音があったとします。
これを「ドロップ2で演奏して!」と言われたら、
「(オクターブ下の)ミ (普通の)ド (普通の)ソ」という順番に重ねて演奏する訳です。
コードCというのはまったく変わらないのですが、
積み重なる順番が変わって少しだけ響きが変わります。
特に、ドロップ2は
コードのまん中の音が抜けて下に行くので、
スペースが多くなって、抜けの良いサウンドになる確率が高い!
なんだか響きが重いし、いもったいなぁ、
と感じたら、ギターでもピアノでも
「ドロップ2」のボイシングを試すと
結構綺麗に響いたりします。
セッションの現場では、
コードネームだけを見て、
瞬時にアドリブで和音のボイシングを決めていきます。
この時、ドロップ2を覚えておくと、
「なんか君とやると、コードの抜けが良くてやりやすいよ!」
なんて感想をいただける確率がアップする
ちょっとしたコツです。
コード楽器の人は、
是非覚えておいてくださいね!