【知っとけ理論】相対音感と絶対音感1~相対と絶対の違いとは?
毎回初心者向けに、ジャムセッションの視点から
わかりやすく音楽理論をお伝えしているこのブログ。
今回は、アドリブを始めたら必ず気になる専門用語の一つ、
「相対音感」と「絶対音感」を取り上げます!
きっとこれらの名前を聞いたことのある人は多いと思いますが、
具体的にどういうものなのか?
そして、どうやったら身につくのか!?
そのあたりについて、書いていきたいと思います。
まず相対と絶対の違いについてですが、
「相対」とは
どこか基準を基準を決めて、そこから物事をはかることを言います。
「絶対」とは、
その名の通り、絶対的な基準をひとつ決め、そこから物事をはかることを言います。
うーん、こんな風に辞書的な感じで言われると
やっぱりイメージがわきずらいですね。(笑)
音に直すとこういう話です。
絶対音というのは、
ピアノのドを絶対的なドとしてとらえて、
他の音も全てその絶対的な音程でとらえます。
レはレなのです。
でも、相対音感の場合、
全ての音をドとすることができます。
たとえば、キーがDの曲は、
中心となるピアノのレの音がドになります。
そして、そこから一音離れたピアノのミの音がレに聞こえてきます。
さらに分かりずらくなったかも知れませんね。(笑)
では、最後にセッション的に一番簡単にとらえなおしましょう!
「転調が頻繁に起こる上でアドリブするセッションでは相対音感が便利!
譜面をきっちり読みこなすクラシックやコピーバンドなどは絶対音感が便利。」
これがセッション的な究極の答えです。
というわけで、
難しいことは置いておいて、
ジャム初心者は将来的に「相対音感」を身につければいいんだ!
という認識を持って頂ければOKです。
また、これこそもっとも重要なポイントなのですが、
【音感がなくてもセッションはできます!
そしてセッションを沢山すると相対音感が身につきます!!】
まずは音感に自信がなくてもセッションは始められること、
そして、今まで譜面やコピーを沢山やっても一向に耳がよくならなかった人も、
アドリブセッションをすると必ず耳がよくなる!ということ。
初心者の方は
音感についてまずこのような認識を持ってもらえると
きっと今後スムーズに音感を身につけることができると思います。
音感に興味のあった人は参考にしてみてくださいね。