【知っとけ理論】相対音感と絶対音感5~半音の歌い方
毎回初心者向けに、ジャムセッションの視点から
わかりやすく音楽理論をお伝えしているこのブログ。
今回もここのところのシリーズ展開である「相対音感」について
ガンガンお伝えしていこうと思います。
今回のテーマは「半音はどうやって歌えばいいの?」
相対音は、ドレミの相対音を、
歌詞のように付けて歌うことによって身に着きやすくなる!
というお話を、過去の記事ですでにしました。
でも、#や♭などの臨時記号がつくと、
どうしても「どしゃーぷ~」などのような発音になり
一音節で歌うことができないため、メロディに追いつかなくなります。
このような場合の隠れたコツが実はあります!
まず英語表記でドレミファソラシドを把握します。
Do Re Mi Fa So La Ti Do
で、この小文字の部分を
『 i 』に変えたら#、『 e 』に変えたら♭というルールを適用します。
たとえば、ミ♭ならば、
MiがMeになるので、「メ」という発音になります。
たとえば、レ#ならば、
ReがRiになるので、「リ」という発音になります。
こういう風に半音を処理すれば、
全ての音を一音節で発音できるため、とても歌いやすくなります!
「ドレミミふらっと~」と歌わなければいけないメロディが
「ドレミメ」という風に、全て一音節できれいに歌えるわけです!!
ただし、ここからが一番の注意点!
ここまで細かく把握すれば、
確かに歌いやすくなるし、相対音感もさらに身につきやすくなります。
が!
はっきり言って、この歌い方に慣れるまでかなりメンドクサイです!
ですので、いきなり受験勉強的に全て覚えようとするのではなく、
まずは簡単で短くて、なじみのある半音を使ったメロディから
少しづつ攻略して、慣れていくことが肝心です。
(まずは♭系メロディ、それから#系メロディの順番が特にお勧めです。)
しっかり半音を歌い分けられれば、
さらに相対音感は身に着きやすくなります。
ご興味のある方は、是非試してみてくださいね!