【知っとけ理論】相対音感と絶対音感6~便利だけど絶対必要じゃない音感!?
毎回、アドリブセッションの視点から、
初心者に必要な音楽理論や知識をわかりやすく解説しているこのブログ。
今回も、シリーズで続いている音感話の第6弾です!
音感はアドリブする上でとっても便利な能力です。
でも、音感が身に付いたからといって、
実はアドリブはできるようになりません。
いくら完璧な相対音感を身につけても、
実際にセッションをしない人は絶対にアドリブは上達しません。
これもまた、厳然たる事実なのです!
クラシック出身で完璧な絶対音を持っている人も、
吹奏楽をやっていて、完璧な相対音を持っている人も、
アドリブになると、まったくダメな人が、世の中に沢山います。
逆に、音感なんてなくても、
自由に楽しくバンドと会話をしてしまえるプレイヤーも実は存在します!
ですので、部屋に閉じこもって、苦労して相対音を身につけても、
「頑張ったね。それで?」
という結果になりやすいことをしっかり覚えておいて下さい。
アドリブセッションにおいて便利な相対音感ですが、
絶対に必要なものでは決してありません。
そのあたりのバランスをしっかり取りながら、
少しづつ実践していって頂けたら幸いです。