【しっとけ理論】コードの書き方とローカルルール9~sus4と11th
毎回セッションの視点から、初心者に向けて音楽理論を解説しているこのブログ。
今回はコードの書き方シリーズ第9弾!
誤解しやすいテンションコード表記の代表格!
[sus4と11th」を取り上げます。
まずはじめに核心から申し上げてしまうと、
【sus4と11thは同じ音です!】
これが最大の答え。
じゃ、なんでわざわざ表記を変えてるの??
という疑問が浮かんでくると思います。
これにもスパッと答えからお伝えしてしまいましょう!
【sus4はメジャーコード,11thはマイナーコードに使います!】
初心者はまずこれを覚えてください。
少し詳細に解説すると、
例えばコードがCだとすると、
4番目の音であるドレミ「ファ」がsus4になります。
でも、このファの音は、
メジャーコードを不安定な感じの響きに変えてしまいます。
綺麗なんだけど、そのままじゃ落ち着いて終われない感じ。
なので、英語のsuspended(吊るす、宙ぶらりんにする)
という意味の単語の頭をとってsus4と呼んでいるのです!
でも、不思議なことに、
これがCmだと4番目のファの音は、
落ち着かない感じになりません。
普通にちょっとジャジーでかっこいい響きになります。
なので、マイナーは11thと普通に呼んでいるのです。
(なんで4じゃなくて11なの!?
という基本的疑問が浮かんだ人はこちらをチェック。)
というわけで、
Sus4と11thは同じ音だけど、
メジャーとマイナーで響きが変わってくるので、
あえて呼び方を変えている。
というだけのお話でした。
でも、要は4番目の音を入れればいいので、
演奏する時はシンプルに考えていきましょう!