初心者も経験者も楽しめるセッション。
先日のジャムセッション講座での話。
いつもながら、楽しいメンバーに支えられて、
ガツンとジャムのコツをお伝えして来ました。
そして、そんな講座から続いて、
講座参加者限定で、「楽器で遊ぼうセッション」というのを
毎回やっています。
その名の通り、
遊ぶような軽い気持ちで、セッションを楽しもう!
という意味が込められています。
もっというと、
以前も書いたかもしれませんが、
「サザエさん症候群をぶっ飛ばして、
また一週間明るくグルーヴするための精力剤!」
なんていうコンセプトも練り込ませてあります。
そんな遊ぼうセッションなのですが、
昨日は常連の参加者だけではなく、
初心者で初参加の方も、
思い切って参加してくれました!
でも、僕自身経験があるのですが、
どうしても経験や技術に差があると、
上手い人が目立ちすぎて、初心者は小さくなりがち。
「この曲知ってる?あ、知らない?
じゃ、この曲はしってる??え、知らない?
そうかー、結構有名なスタンダードなんだけどなぁ…。」
なんて会話を、
経験者本人は悪気が無く、むしろ気を使って、
初心者が楽しめる曲を選んであげているつもりで話していても、
右も左もわからない初心者には、
かなり大きなプレッシャーに感じてしまいます。
まるで、スタンダード曲を知らない事が罪、
みたいな感覚に陥ってしまう人が、
どうやら少なくないようです。
その他にも、
コードやキー等の最低限の音楽理論、
セッション独特の合図やアイコンタクト、
アドリブの回し方などの暗黙のルールなど、
初心者にはチンプンカンプンな事が、
以外と多い経験者のセッションの世界。
もちろん、そういったルールは
音でコミュニケーションを取る上で、
非常に便利で必要不可欠なので生まれて来ています。
だから、ジャムマスターに成長していく過程で、
覚えた方がいい事ではあります。
が、だからといって、
これがなければセッションは絶対楽しめないのか!?
と、問われれば、
僕は自信をもってNOと答えます!!
実際、昨日の遊ぼうセッションでは、
経験者、初心者関係なく、
全員がジャム仲間として一丸となって楽しんでいました!!!
もちろん、
なるべくそういう雰囲気になるように
セッションの進行の仕方にホスト側で一工夫を加えています。
でも、そういうシステム的な事以上に、
「ジャム=コミュニケーション」の芯を、
しっかり周到してくれているジャム講座の仲間達だからこそ、
ジャム初心者も経験者も、楽器経験年数も、
もちろん性別や音楽ジャンルの好き嫌いも、
全て飛び越えて、単純に楽しめているのかなぁ、
なんて、感慨にふけっている自分を発見しました。
社会には、
いろいろなルールや規制があるけれども、
そのルールに縛られるのではなく、
そのルールを利用して、より良い人生にしてしまうのが、
本当の意味でのジャムプレイヤーであり、
ジャムマスターなのかもしれません!
なんて、最後はちょっと哲学めいた結論を出したつもりでも、
よく読み返してみると、
「セッションは楽しくてナンボだろ!」
という、単純な事しか言っていないこの日記。(笑)
要はまぁ、そういう事なのです!!(爆)
今週もガツンとグルーヴさせていきます!!!