【講座レポート】ジャムセッションをさらに面白くするアドリブソロとは?
皆さんはどんな気持ちでアドリブをとっていますか?
「緊張で頭の中が真っ白でそれどころじゃない」
「できる限り上手に見せなきゃ」
このような気持ちになり
とにかく音を出し続けようとする方は少なくないと思います。
しかし、後先考えずスタートしたソロは
同じテンションがダラダラ続いて
見ている人は次第に飽きてしまうでしょう。
見ている人も飽きさせない理想的なソロは
ドラマや映画のように「ストーリー」が必要です。
そんなに凝ったストーリーであり必要はなく
「落ち着いたところからシンプルに盛り上げを作る」
ことが ストーリー作りにおける最初のステップです。
これができるようになったら
次のステップではより「滑らかなストーリー展開」を目指して頂きたいです。
「滑らかなストーリー展開」とは
落ち着いたところから
急に盛り上がるのではなく
「そろそろ盛り上がるよ!」という【あおり】が入れてから
盛り上がりに入る展開です。
カーブを描きながら盛り上げていくイメージです。
先日の講座ではその【あおり】がテーマでした。
では、どうやってその【あおり】つけたらいいでしょう。
具体的には、音量や音数を増やして差をつけます。
しかし、それだけでは上手くいかない場合が多いです。
ソロの出だしで弾きまくっている状態では
あおり→盛り上げ、と展開していくのに
差がつけにくくなってしまいます。
滑らかなストーリー展開のコツは
『スタートを抑える』ことが大事です。
イメージでは自分のトップギアの2割くらいの状態で
スタートするといいでしょう。
【あおり】があると
滑らかでわかりやすい展開になるので
周りのメンバーも展開を読みやすくなります。
同時に、ソリストと周りのメンバー間での
駆け引きも生まれ
より生き生きとしたセッションが楽しめるでしょう!