【講座レポート】ジャムセッションをより面白くする楽器での会話法とは?
ジャムセッションの経験がなくても
『楽器で会話』に興味がある人も多いと思います。
しかし、いきなり上級者にように
いろいろな曲やコードの上で
リアルタイムで自由自在に音で会話するのは難しいです。
母国語も産まれていきなりしゃべれた訳ではなく
少しずつ使いこなせるようになってきたと思います。
『楽器での会話』もステップを踏んで少しづつ
学んでいくことが大事です。
『楽器での会話』も言葉と同じように
始めは「挨拶」からスタートします。
まずはしっかり相手の音を聞いて
それにシンプルに返します。
具体的には
極力シンプルな音数に絞り
コール&レスポンスを中心に「挨拶」に慣れていくわけです。
「挨拶」に慣れてきたら
少し音数を増やしたり、コール&レスポンスの尺を伸ばしたりして
「シンプルな会話」へと徐々に発展させていきます。
そうやって最初のステップでは
「相手の音を聞く」ことを徹底的に繰り返します。
そこからさらに『楽器での会話を楽しむ』ためには
しっかり聞きながらも
「展開を予測」し自分から仕掛けられるとよいです。
先日の講座のテーマが
この【展開を予測する】だったのですが
「そろそろソロが盛り上がるんじゃないか?」
「もう一段階ソロが盛り上がりそうだから、それに備えておこう」
と能動的に予測しながら動けると
慌てなくてすむだけでなく
一緒に演奏しているメンバー同士で
「駆け引き」が生まれコミュニケーションがより楽しくなります。
【展開を予測する】には
演奏しながら周りの音がしっかり聞けているだけでなく
アドリブソロにも
「落ち着いたところから盛り上がるストーリー展開」があることを
把握している必要があります。
もちろんいろいろなストーリー展開がありますが
「来るべき盛り上がり」が予測する上での指針となるでしょう。
展開を予測して
よりスリリングな楽器での会話を楽しんでみて下さい!