【セッション的練習法】基礎があって応用がある!「守・破・離」の法則!!
能や日本舞踊などの、伝統芸能の世界では、
修行の段階として「守・破・離」というのがあるそうです。
「守」は師匠の型を忠実に再現し、
伝統的な動きの基本を徹底的に反復練習する段階。
「破」は「守」で出来上がった型をやぶり、
独自の型にする段階。
「離」は伝統の形や師匠の影響から完全に離れて、
自分だけのオリジナルを作り上げる段階。
大まかに言うとこういう流れがあるらしいです。
筆者はもちろん伝統芸能なんて習った事はなく、
真面目にやったものは剣道くらいです。
が、この「守・破・離」にはとっても共感する部分があります!
というか、普通に何かをきわめて行くと、
この流れになるような気がします。
僕のセッションレベルはまぁ、守と破の間くらいのところでしょうか。
まだまだ基礎と、それを応用する発想力が必要だと感じています。
なぜなら、今でもガンガンスタイルが変わって行くからです。
スタイルがかえられるのも、
ある一定の基礎があるからだと、最近気付きました。
そして、セッションを教える側になって特に感じるのは、
この「守」の段階で基礎を徹底的にやった人は、
「破」の段階にはいった時に驚くくらい上手くなることです!
やはり、突然上手くなるときは、
がらっとセッションに対する価値観やスタイルが変わっている様です。
なぜか勝手なイメージとして、
上達するときは急に指が動く様になったり、
スルスルコードが弾ける様になったりなど、
テクニックが急上昇する時だと思っている人が多い様です。
ただ、今のところ急に上達した人を見ていると、
一人残らず、「楽器に対する哲学が変わった人」
だと感じています。
「より自由な発想になった人」と言い換えても良いかもしれません。
まさに、「守・破・離」の流れで、
楽器のへの価値観を変化させる瞬間に
急激に楽器が上達する訳です!!
そのためにもやはり基礎が大事。
でも、基礎を頑なにやり続けるのではなく、
それを破る大胆で自由な発想力も大事。
そして最後は、楽器という枠にすらとらわれない、
独自のスタイルを作り上げる必要がある!
こんなことを感じた、
ここ最近のジャムセッション講座でした、とさ。